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ドラマ20180128:TERRACE HOUSE OPENING NEW DOORS

テラスハウスは有名なリアリティショーで、僕が社会人になった頃に始まったと記憶している。僕は本当に典型的な地上波のテレビを馬鹿にしている人間なのでああいう本当にいかにも地上波!みたいな企画が本当に嫌いで嫌いであの頃はなんであんなに尖ってたんだろうって自分でも疑問に思うくらいテラスハウスを馬鹿にしてました。低俗!みたいな。

 

しかしアラサーに近づき年下の子とデートする機会が増えると彼らがテラスハウスを見てること!たるや。低俗!って思ってもおばさん共通の話題のためならまぁだいたいなんでもできるんですよ。ポケモンサンムーンもやりましたし。

それに何の因果かわかりませんが男女6人で一軒家に住むことになったんですね。シェアハウス。今はもう僕は出てるんですが。25歳~27歳のあたりの1年半。低俗!って思ってた番組の企画をまるパクリして現実で実行しちゃってる!っていうかエクスキューズするとテラスハウスをする気はなくて本当にたまたま男3女3で集まったみたいなそういう感じなんですけどまぁでもそういう状況になると他の男女6人で暮らしてる人々の様子が気になると。

 

人は変わります。

そんなわけで馬鹿にしてたテラスハウスを見始める僕。

ちょうどハワイ編が始まった頃だったのでハワイ編を見る。

まぁまぁ面白いけどこんな感じか、、みたいな。

物足りなさがすごいというか、初期メンがちらほら抜け始めたあたりからなんか足りないんじゃない?みたいな感じがあり。

結局ハワイ編は最後まで見てません。

 

その後は、それ以前のシリーズをちらほらエピソード単位で見たり。

思ってたより面白い!心底馬鹿にしてたくせに!

ハワイ編が物足りなかったのは、じめっとした部分が比較的少なかったというか、日本人的コミュニケーション(出た!忖度!)みたいな何かが控えめだったのかなと気づく。

いわゆる陰口を言うであったり、議論の時にいざ言いたくても言えないであったりみたいな。

ただ無印?というの?もう何をどう区別してるのかわかんないんですが菅谷君が出続けたシーズンとインザシティはエピソード多すぎていつかもっと本当にものすごく暇になったら全制覇したいな、って思ってたら新シーズンが始まる。

その名もTERRACE HOUSE OPENING NEW DOORS

舞台は軽井沢とのこと。 

 

 2018年1月現在5エピソード配信されてますが(Netflixで見てるので地上波放送はよくわかりません)、なんかめちゃめちゃバランスの良いクール?クールみたいな?アニメみたいな呼びかたしていいのかしら?シーズン?みたいな?感じ?で。

新しいあいのりとかも見てみたけど、そもそもテラスハウスはスタジオメンがすごく良いと思う。これは今シーズンに限った話ではないけど。

YOU、トリンドル玲奈チュートリアル徳井、山里亮太、アジアン馬場園とあとイケメン枠ひとり、イケメン枠は入れ替わったりするけどまぁイケメン枠はそこまで影響力ないのでよしとする。前述5人がめちゃめちゃバランス感がいいような気がする。この人らめっちゃ芸能界上手に渡ってきたんでしょうな!って感じられるコメント力。焚きつけるのも上手いし褒めるのもけなすのも上手い。

新しいあいのりはベッキーを筆頭に河北麻友子とお笑い芸人というテラスハウス意識してる感のあるメンツだけどこの人らは本編がつまらなくてもがんばって盛り上げなくちゃみたいな使命感に燃えてる。テラスハウスは本編がつまんないとスタジオもちょっとつまんなくね?みたいな温度感になる。このゆるさと連帯感が地味に好き。

好き。とか言って数年前あれだけけなしてたテラスハウスを!!?って自分でも思うけどまああの頃も食わず嫌いだったわけだし人は変わりますし。

スタジオは安定として、特に今回バランス良いなと思うところリスト。

 

■メンバー

リストアップしますね。年齢±1歳ぐらい間違ってたりするかも。

順番に特に意味はなし。

○新井雄大、男、20歳、料理人志望のニート

○中村貴之、男、31歳、プロスノーボーダー

○岡本至恩、男、23歳、モデル

○小室安未、女、20歳、大学生

○治田みずき、女、26歳、ライター

○佐藤つば冴、女、24歳、アイスホッケー選手

 

毎回テラスハウスがつまらなくなるのは第一陣卒業者がちらほら出て追加メンが入りバランスが崩壊した後なので、初期メン時代はまぁだいたいいつも面白いんですが、、それにしても今回の初期メンは今までのシリーズの成功と失敗の英知であると思う。

まず兄貴肌姉貴肌みたいな子が多い。いままで基本男1女1くらいで抑えられてたような気がする兄貴姉貴枠が今回男2女2くらいの比率になってる。

もうみんな冷静すぎて恋愛とかなくない?って思うけどまあ恋愛だけが面白いわけじゃないしぼちぼち恋愛ぽい流れもでてきたので大丈夫だと思う。

新あいのりを見てると思うけど、ああいう恋愛強制感ってめちゃめちゃ現代の流れに沿ってないような気がする。あれはあくまで1990年~2000年前後のノリだなって思ってしまう。そういう空気を出さないテラスハウススタッフとスタジオメンもすごい。

 

■兄貴肌姉貴肌メンとクズメン

年齢そのままの構成で、年長者4人が兄貴肌姉貴肌メンである。

プロスノーボーダー中村貴之、モデル岡本至恩。

ライター治田みずき、ホッケー選手佐藤つば冴。

何が良いってウザいタイプの兄貴肌姉貴肌ではない。僕もこんな兄貴姉貴欲しいわって思うような良さ。鼻につかない兄貴姉貴。

岡本至恩、治田みずきあたりはその辺ちょっと賛否分かれるかもしれないけど。

全員落ち着いてて、かつ喧嘩とかがあっても割と正論を言うので第三者として応援できる。感情論の配分が多すぎるメンバー構成は観てて辛くなる。

そしてクズメンが料理人志望ニート新井雄大

個人的には20歳前後の男子って別にこんなもんだろうしこんなんでもいいんじゃないかな、と思うのだけどスタジオメンからもフルボッコ。時おりテラハメンからもボッコ。

個人的に好きなのがエピソード4~5の流れで、みんなでアウトレットに行こう!となったとき雄大ハイブランドの小物が欲しい~と発言。雄大の所持金が2000円であることを知るみずきはどうやって買うの?と聞くと親のカード!とのこと。それにモヤモヤしていたみずきは雄大に物申すことに……!みたいな展開。

多分こんなんどこにでもいるじゃんとも思うけど、テラスハウスみたいな番組で大事なのは『比較的クズ』がボコられることなのだ。社会的一般論じゃなく、ていうかこの子は社会的一般論でも批判される余地はあるかもだけど、ソサエティ内でどう扱われるかがキモなのである。

歴代のクズメンは正義感の強い1~2人くらいからボコられるに留められてたような気がするけど、今回は他メンバー全員からそれぞれの形でボッコであったりいなされたり励まされたり。衝突が比較的冷静かつマイルドですごく見やすいし見てて辛くない。

 

■モデルメン

毎回いるよ!モデル枠。

今回は現職モデルの岡本至恩と大学生の小室安未。

安未はモデル志望というか、恐らく現状は芸能会社に所属してるレベルでそれで食べていける程ではないから就活しなくちゃだけど就活するにしてもやりたいことがないみたいな年頃女子っぽい感じ。

過去のモデル枠は異様にテレビに関してガツガツしてるか異様に無頓着かどちらかが多い印象だったけどこの二人はバランス感よいと思います。

至恩は賢い印象があり議論の進行も上手いし、コミュニケーションが少ないつば冴をデートに誘ったりして自分のポジショニングもわかってる感じあるしテレビ映えみたいなものもすごく意識してると思う。

安未も出すところは出して、しかし芸能界に入る足掛かりにするまでにはガツガツできない優柔不断な感じが良いと思う。性格悪いとか書かれてるけど、大学生の女の子同士の話なんてそんなもんだよねって思う。テラハ、割と人の感想とか聞くのも面白いんですが、僕ってそこそこ寛容な人間なのかもしれないと思ったりする。

外見が整ってるモデルメンなのに突出した行動がないのがすごく安定感があって良い。

そして安未のザ・女子大生みたいな感性は番組として新しいと思う。

彼女の優柔不断な感じは、現代の子のひとつの象徴だと感じる。

 

■クズメンふたたび

あいのりとテラスハウスが決定的に違うのが、あいのりは卒業イコール恋愛成就もしくは失恋。メンバーも加入時の抱負は恋愛にまつわるコメントが大半。番組のコンセプトとして恋愛はマストなのである。スタジオで登場人物の写真並べて矢印で繋げたり。

テラスハウスは恋がしたい!って言って参加するメンバーは少ない。恋がサムシングエルスとして置かれているのである。めっちゃ現代っぽい!って思う。あいのりの古さはここに尽きると思う。

スポーツで成功したいとか、自分のビジネスをやりたいとか、今回も結構いろんな目標があがる。

その中で突出した目標が新井雄大の『自立』である。

歴代様々な目標があったテラスハウスで史上初、とのことでスタジオがざわつく。

確かに前述の通り、彼は金銭的にも親から自立しているとは言い難いし、精神的にも幼い部分が多々見られる。同年代の安未の迷走する将来ビジョンについて軽くディスり、安未を泣かせ、スタジオから『お前が言うな』と鋭いツッコミが入る。

 しかし彼の存在は我々視聴者に強烈なアンチテーゼを投げかける。わたし達は、こうではないと言えるのだろうか?雄大の様ではないと言えるのだろうか?と。

テラスハウスのメインの視聴者層である10代後半~20代の若者は果たしてみんな目標を持っているのだろうか。雄大が絞り出した『自立』という目標を果たして馬鹿にできるのだろうか?昨日やると言ったことを今日やらない、は無いのだろうか?自分のことを棚に上げて他人を批判したりしてないだろうか?親に甘えてはいないだろうか?

雄大の不完全さ、それから前述の安未の不確かさは現代社会における若者像をテラスハウスというフィルタを通して見事に映し出していると思う。

 

なんかめちゃめちゃ話広がりまくってしまったんですけど。

いろんな面で安定感のある番組で、テラスハウスを現代のリアリティショーの最高峰に持っていったシーズンだと思います。

おすすめなのでぜひ見てください。

恋愛とかキュンキュンとかより、なんか人と人の関係性っていうものをよく映してるシーズンだと思います。

続きがきになる!!