雑記20200213:とても幸せな淋しさを抱いてこれから歩けない 私はもうあなたなしで
年末からばたばたといろいろなことが決まり引っ越したりなんだり忙しくしてました。
新居のネット環境が整ってなくて、カムバとかもあまりしっかりチェックできずブログも少しお休みしてました。
最近のことをすこし。
■食・住のサブスク
地元に戻り半年以上を実家で過ごしまた東京に戻ってきたんですが。
僕は買い食いとかもしませんし地元では移動もほぼ100%チャリだったので結構ビックリするくらいにお金を使わなかった数ヵ月だった。
いざ東京に戻ってくると、当たり前なんだけど、電車移動で数百円チャリンチャリン食材買ったら数千円チャリンチャリン家賃おいくら万円チャリンチャリン水道光熱費それぞれ数千円チャリンチャリンキッチンハイター数百円チャリンチャリン寝具いくらいくらでチャリンチャリン~と衝撃的にお金使うようになってなんか地味にビックリした。
そうか東京ってこうだよねみたいな。
あとまぁ東京居るとちゃんとした格好しなきゃちゃんとした顔してなきゃちゃんとした生活してなきゃと意識高まってそれでまたお金使うよね。
昔はその東京にいる時の『ちゃんとしてなきゃ』みたいな気持ちの強さに結構負けそうな時期もあったし、東京向いてないんかな?って思ったこともあったけど、冷静に考えたらそういう気持ちある方がよっぽど向いてるのだろうか?
一定のお金を親に収めてたらまかなえる実家は食・住のサブスクだな~と思った。
『住』も家賃だけじゃないしな。キッチン用品とかこまごました掃除用品消耗品とか。
東京実家の人は住民税3倍とかにならないかな~って思うくらいアドバンテージ。
■スカーレット
朝ドラの『スカーレット』が本当に良かった。
個人的に、朝ドラ最高傑作かもしれない、と思った。
特筆すべきは伏線の秀逸さで、本当に本当に美しくて素晴らしい伏線の数々に胸を打たれる日々。
最近流行っている、というか『伏線』自体がそうなっちゃったのかな、と思うのだけど、A地点でその時はどうがんばっても理解できない発言とかがあり、B地点でその解説をするみたいなのが凄くある意味『伏線』の主流になってしまったような様な気がしててすごく個人的にモヤモヤしてて。進撃の巨人とかですね。
『スカーレット』は、あぁ、これが『伏線』だよな!という気持ちを思い出させてくれるドラマだった。
だった、ていうかまだ終わってないけど。
序盤ではほっこりして主人公の人格形成に影響するエピソードかな?と思っていたことが終盤で更に別の意味を持つとか。
誰かが繰り返しする発言が、別の人物の存在について大きなテーマになってる、とか。
A地点でも完結したエピソードがB地点で追加の意味を持つとか、新しいエピソードが加わってA地点のエピソードが別の側面を見せる、とか、伏線ってそういうものだったんじゃないかな~とモヤモヤが晴れた気がしました。
観ててすごく気持ちがいいし、『朝ドラ』っていう媒体の利点を活かしまくってる。
脚本の水橋文美江さん、めっちゃ尊敬!
■死後のこと
僕には人生で数回しか会ったことのない伯母がいる。母の姉だ。
それも、物心つかないような時がその数回だったので全く容姿とかも憶えていなくて、存在だけを知っている伯母。
その伯母はなかなかにお金持ちな人と結婚して地元を離れ東京で暮らしている。
子はいない。らしい。
先日、僕の母とその伯母がふたりでハワイに行った。
母もハワイが好きなようなタイプではないし伯母とそこまで懇意だとも知らなかったので驚いて理由を聞くと、『伯母がハワイにお墓を買いたがってる』とのこと。
英語が話せる母は同行を頼まれたそうだ。
生前に自分の好きなロケーションのお墓を買う、というのは余りにも理にかなっていて膝を打った。
そういうものなんだろうか?普通?そうでもないよね?
しかもハワイ。
伯母は特別ハワイが好きなわけではないけど、どうせ子もおらず誰も墓の世話をしてくれないのなら(たぶん本来なら僕とかがしなきゃいけないのだろうね、っていま書いてて思った)パーマネントなケアが付帯した眺めの良いハワイのお墓に埋められたいそうなのだ。
はあぁ。と思った。自分の未来についてである。
ゲイだし、子どもはおろか彼氏すら出来ずにこのまま一生を終える可能性がある。
墓。
今のうちから考えておいた方がいいのかな?
自分の死後のことは全然無駄なお金じゃなくて、逆に安心して死ぬためにかなり重要なファクターだなと気づかされた一件でした。
誰もお墓参りしてくれなくていいから、奄美大島とかのお墓に入りたいなぁ。