カムバ期間こそ被らなかったものの、コロナの影響か2020年6月は近年まれに見る大型ガールズグループのカムバが重なった月でした。
BLACKPINKは月末にカムバ予定。
ゲイ界隈ではTWICEやIZ*ONEの方が支持率が高いなとかなり感じますが、個人的に、グループとして最も完成度が高いのはBLACKPINKなのではと常に思ってます。
Red Velvet同様、女の子に人気の高いグループですね。
TWICEのようなキャッチーなダンスや、IZ*ONEの様な洗練されたコンセプトこそ無いものの、メンバー個人のカリスマや楽曲の良さは韓国ガールズグループでも屈指のものかと思います。
意外と、BLACKPINKの詳細がわからないと言われるのでBLACKPINKも入門編かきます!!
ちなみにTWICEはこちら
■来歴
BLACKPINKは2016年デビューの4人組アイドルグループです。
2016年はProduce101のシーズン1が放送されI.O.Iが結成された年ですが、IZ*ONEと違いI.O.Iはグループの兼任を許可していたため多数のガールズグループがこの年にデビューします。
Produce101出演者の在籍しているグループだけでも宇宙少女、gugudan、PRISTINがデビュー、加えて前年の2015年はTWICE、その前の2014年はRed Velvetがデビューと、かなり熱い面子が揃っている中で登場したBLACKPINKでした。
そんな多数のライバルが存在する中で、数々の記録を樹立しながら伝説のガールズグループとなっていくのです。
この頃はボーイズもガールズも比較的大人数のグループが流行っていたため4人組っていうのがまずちょっと驚きだったんですが、個々のビジュアルやスキルの高さ、数々の名曲を世に出したTEDDYがプロデュースするグループであること等、花道を歩くことが確約されているグループだったのです。
メンバーの数だけでなく、当時は少女時代の様なセクシーお姉さん系のブームが過ぎ去りGFRIENDの様な清純系とTWICEの様なポップ系がメインストリームを占める中でチョイ悪美人路線という多少アウトローなジャンルをぶっこんだことも衝撃的でした。
『SQUARE ONE』でデビュー後、デビューから14日間で音楽番組1位を取得しこれはアイドルグループでデビューしてから音楽番組1位を最短で取得したレコードとなります。
このレコードは後にIZ*ONE(2018年デビュー)の11日、ITZY(2019年デビュー)の10日と更新されてしまうものの、Red VelvetやTWICEですら半年以上かかって1位を取得していることを考えると相当に衝撃的なことでした。
BTSなどもそうですが、現在はYouTubeの再生回数なんかの方がレコードになりがちです。
所属事務所のYGエンタ(BIGBANG等所属)は日本市場にも強く、翌年には日本デビュー。デビューアルバムはオリコン1位となっています。
個人的な感想ですが、僕の身の回りでは当時はTWICEはまだあまりパッとしていなくてBLACKPINKはアイドルというよりアーティストとして人気があったと思います。
2019年にはアメリカ最大のフェスであるコーチェラにも出演。
アメリカでも相当受け入れられており、もはや世界的アーティストと呼べる存在でしょう。
TWICEも最新作の『MORE&MORE』はかなり米国市場を意識してるように思いますが、昔の女の子っぽいコンセプトはアメリカでは少し受け入れられにくい部分があると思います。
個人的にすごく好きなのが、歌詞の世界観が従来のアイドルとは一線を画していること。
もともと韓国のアイドルはアバンギャルドな路線で攻めがちですが、やはり『あなたが好き』といった疑似恋愛を感じさせる歌詞は定石でした。
そんな定石をぶっ壊すBLACKPINK!
デビュー曲の『BOOMBAYAH』から『私があなたを選ぶ』ような挑発的な曲ですし、その後も恋愛的な歌詞ながらかなり強めな視点の曲が多いです。
また、チョイ悪美女な小悪魔的世界観から、どんどん強めな自立した女性的世界観に変容していくのも大好き。
今後もどうなっていくか期待です。
■メンバー
BLACKPINKの場合はメンバーから紹介していく方が良いかなと思います。
韓国人のジス、ジェニ、ロゼ(二重国籍)とタイ人のリサ。
メンバーはたった4人、かつみんな特徴的なので見わけもつけやすいと思います。
ジェニ
唯一ソロデビューもしており、最も知名度の高いメンバーかと思います。
美人ながらザ・韓国の美人顔ではなくなんとなく童顔、なんとなく小悪魔な不思議な魅力があるお顔。
アイドルっていうより女優っぽい顔な気がします。
パートはメインラッパーですが、歌もまぁまぁ歌う。そして普通に上手いです。
この子を中心に据えるのは本当にすごいなと思っていて、確かにジェニはBLACKPINKそのもの、という感じなんです。
BLACKPINKの世界観とジェニがイコールになっているような部分がある。
ただ、ライブでジェニだけ衣装の着替え回数が多かったりして、他のメンバーのファンからは少し特別扱いをされていると苦言を呈されています。
上記のソロデビューに関してはジェニだけが特別なわけではなく、事務所としては全員ソロデビューさせる計画でしたがジェニのソロデビュー直後くらいから事務所がいろいろとめちゃくちゃになったことも関係しているのかなと。
シャネルの服をよく着てるんですがとにかくはちゃめちゃに着こなしてて『人間シャネル』って呼ばれてます。
2019年の正月にEXOカイとの熱愛が発覚、トップアイドル同士の恋愛で話題になりましたが破局した模様。
リサ
唯一の外国人メンバーでわかりやすいかと思います。
タイ出身のタイ人です。でも韓国語めっちゃ上手いし英語も喋る。
メインダンサーと、ラッパーですね。
インスタのフォロワー数はメンバー随一(2020年6月現在3,400万人)、東南アジア出身はこういったSNSやYouTube再生回数などに強い気がします。
デビュー前後はエキゾチックな顔立ちでしたが、どんどんあか抜けていき理想的なバービーフェイスに。
顔つきと、リアリティ番組に出演したお父さんがスイス人だったため西洋系とのハーフだと言われていますがハーフではないです。
お父さんはお母さんの再婚相手だそうで。
BLACKPINK - ‘블핑하우스 (BLACKPINK HOUSE)’ EP.4-1
この回大好き。
ジス
いつもK-POPのグループでボーカル担当、ラップ担当とかダンス担当とかある中に『ビジュアル担当』とあるのが謎ではあるんですが、ジスはビジュアルです。
ビジュアルですがちゃんと歌います。そして普通に歌が上手い。
僕はジス推しですが、従来の韓国美人!って感じですね。
デビュー前にSMにスカウトされていたことをテレビ番組で話しています。
確かにジスはRed Velvetとかにいても違和感のないビジュアルと実力。
グループ最年長ではありますが、BLACKPINKはリーダーを設けていませんしマンネたちもマンネっぽくなく結構みんな平等な感じです。
ジェニと共に、TWICEナヨンと練習生時代から仲が良かったらしい。
ロゼ
メインボーカル。完全なるボーカル担当。
K-POPのメインボーカルは練習生としての経験を活かす技巧派と持ち前の声量で歌いきるパワフル派がいがちだな、と個人的に思っていますがロゼは両方カバーしているように思います。
パワフルで声量もありながら、繊細な部分も歌い上げるハイブリッドシンガーだと思います。
ギターなんかも弾きます。
オーストラリア育ちなため英語も得意(ちなみにジェニもニュージーランドに留学してた)でBLACKPINKこそ真のグローバルガールズグループだなと思います。
比較的マイペースでメンバーと一緒に行動してない事があり、一時期ハブられ疑惑が出ました。
普通に仲良いんじゃないかと思いますが。
■代表曲
事務所への批判も多いのですが、BLACKPINKはデビューから4年も経つのに韓国ではフルアルバムをリリースしていません。
カムバも基本は年1回ペースなため、あまり持ち曲のないグループです。
ただ、リリースする曲は余すところなく神曲なので、ぜひ下記で紹介する代表曲だけでなくミニアルバムの曲などもぜひ聞いてみてください。
BOOMBYAH
BLACKPINK - '붐바야'(BOOMBAYAH) M/V
後述のWHISTLEと共に、両A面的な感じでリリースされたデビュー曲です。
Produce48の伝説的なグループ評価で使用され、個人的にはこれが一番知名度があるのかな?と思います。どうなんだろ。
当時、AKBグループのオタの方のツイッターやブログで『K-POPは聞かないけどブンバヤは良い曲だと思った』という意見をよく見ました。
キャッチーだし、J-POPにはあまりないノリですよね。
コーチェラの動画も好き。衣装がとにかく毎回うつくしいです。
BLACKPINK - '붐바야 (BOOMBAYAH)' Live at Coachella 2019
WHISTLE
BLACKPINK - '휘파람'(WHISTLE) M/V
個人的にBLACKPINKの曲でトップ群に入るくらい好きな曲です。
イントロがおしゃれ。
とにかく4人の実力や魅力、ビジュアルが当時から既に完成されすぎていて、それを最大に活かした小悪魔的な演出が最高です。
僕はこのMVでジスに恋しました。
プルジャンナン
BLACKPINK - '불장난 (PLAYING WITH FIRE)' M/V
BLACKPINKはほぼ全ての曲の日本語バージョンをリリースしているのですが、この曲の日本語バージョンではプルジャンナン!プルジャンナン!を連呼しており歌詞翻訳の限界を感じさせます。
ライブも日本でやる場合はほぼ日本語になるのですが、個人的には原曲歌唱が好きだなと思います。
最近の子はどうなんだろうか。
AS IF IT'S YOUR LAST
BLACKPINK - '마지막처럼 (AS IF IT'S YOUR LAST)' M/V
この曲もメロディラインおっしゃれよな!
制服テイストの衣装がバッチボコに可愛いです。
永遠にこの制服で活動してくれないかなって思うくらい可愛い。
コンセプト的に幼さが入っているのはこの曲までで、この後からは自立した大人の女性感が前面に出た曲になってきます。
DDU-DU DDU-DU
BLACKPINK - ‘뚜두뚜두 (DDU-DU DDU-DU)’ M/V
カムバの時にインスタにこのイントロを使ったティーザーが上げられてたのをすごくよく憶えてます。
イントロも衣装もメロディラインも展開もダンスもぜんぶ好き。
間違いなくBLACKPINKで一番好きな曲です。
MVが11億回再生されておりK-POPアイドル最高再生回数なのではないでしょうか。
11億って。
なに?中国インドに次ぐ巨大国家ですか?
(ちなみにK-POP全体だと江南スタイルの36億回があまりにも強すぎて超せない)
SOLO
ジェニのソロ曲です。
BLACKPINKのMVはいずれも記録的なYouTube再生回数を叩き出しているのですが、こちらも女性ソロの再生回数で1位に。
楽曲やMVのクオリティも文句なく高く、伝説的な一曲かと思います。
ちなみにこの曲のリリース後にカイとの熱愛が発覚し、『今日から私は 輝くソロ』という歌詞がめちゃめちゃちゃかされます。
最終的に別れてしまったのでちゃんと輝くソロになりましたが。
ジスのソロデビューもめっちゃ期待!してます!
パフォーマンスとしてはこれすごい好きです。
BLACKPINK - 'SOLO' + '뚜두뚜두(DDU-DU DDU-DU)' + 'FOREVER YOUNG' in 2018 SBS Gayodaejun
Kill This Love
BLACKPINK - 'Kill This Love' M/V
曲調が米国市場寄りで個人的にはあまり好きではなかった曲。
ただこの曲リリース後に突然BLACKPINKにハマった人が身の回りでもまぁまぁいたのでキャッチーで強い曲なのかと思います。
今月末の新曲にも期待!
■まとめ
というわけで、えwwwBLACKPINKwwwwって方にもBLACKPINKの魅力がわかっていただけたかと思います。
ボーカル、ダンス、ビジュアル、楽曲、コンセプト等々すべての要素において弱点がなく、むしろほぼ全てが秀でているモンスターガールズグループ、BLACKPINK。
少数精鋭なだけでなくTEDDYのプロデュースなども加わりとにかく無敵なグループです。
弱点が唯一あるとしたら事務所が(社会的に)半壊状態にあることで、彼女たちは事務所のダーティーなイメージに飲まれないでいて欲しいですね。
生まれ変わってBLACKPINKに加入してぇ~~~!!
質問等ありましたらお問い合わせくださいね。