ここ最近の新宿二丁目界隈におけるTWICEのプレゼンスは看過できないレベルですね。
主にFANCYのリリースあたりからなのかな、と思いますが。
もともとK-POPを聴かない人でもBLACKPINKとTWICEは存在は知ってる、有名な曲は知ってる、なんとなく聴く、みたいな感じだったなと思います。
割と二丁目のメインストリームは固定層+αのハロプロや、時代の流行りと共にAKB系や坂系と来ていたと思いますが、ここにきて完全にTWICEが突如大台に乗った感があります。
BLACKPINKは負けないくらい聴かれているとは思うのですが、カラオケで歌う、踊るに関してはTWICEのひとり勝ち、というイメージ。
BLACKPINKは『なりたい』心をくすぐるベクトルのガールクラッシュだなと感じますが、TWICEは『真似したい』心をくすぐるガールクラッシュ。なのかな。
あとIZ*ONEも二丁目人気は高いですね!
IZ*ONEは『(メンバーに)生まれ変わりたい』心をくすぐる。(要出典)
ただ、すんなり受け入れ熱狂してしまう人々がいる反面、『トゥワイスぅ~!?』と素直になれない面々が居るのも事実だと思います。
そんな皆様の敷居をバチボコに下げるためにTWICE入門編を書きます!
■来歴
言われなくてもその辺は知ってるよ!って感じでしょうが、TWICEは2015年デビューの多国籍9人組女性アイドルグループです。
『多国籍』の内訳は韓国籍5名、日本籍3名、台湾籍1名。
JYPつう韓国トップレベルの芸能事務所所属の、すなわちトップアイドルを約束されたグループです。
とはいえ、オーディション番組(16人の候補生の中から9名が選ばれる公開オーディション番組経由でデビューしました!)出身であることや、半数近くが外国籍ということでデビュー当初は結構冷ややかな眼でみられてたみたいです。
しかし、ポップでキャッチーな曲をゴリゴリの実力で歌い踊る点や、全員がバービー人形の様な完璧なビジュアルを持ちながら衣装は庶民的な点など超反面的な魅力をふりまき破竹の勢いでヒットを連発させていきます。
なんだかんだでデビュー後即新人賞を総なめにし韓国で地位を確立。
日本活動もしっかりしており、2017年と2018年は紅白にも出てます。
音楽としてはFANCY以前・以後で分けるのが妥当かなと個人的には思うのですが、FANCY以前に関しては基本的に明るくポップで元気!ピュアに恋する女の子!みたいな楽曲が(表題曲は特に)多いです。
FANCY以後に関してはITZYという後輩グループがデビューしたこともあり、比較的大人っぽくメロディアスな曲になっている印象。
■代表曲
次はメンバー紹介しろよ!って思いがちですよね!?
メンバーどうせ紹介しても覚えられないと思うので、先に曲を紹介します!
時系列準、シングル表題曲のみ、日本シングル曲は抜きです。
ウワハゲ~
TWICE "Like OOH-AHH(OOH-AHH하게)" M/V
『OOH-AHH하게』でウワハゲって読みます。またひとつ賢くなりましたね。
우아(ウア)が日本語で『優雅』という意味で、하게(ハゲ)が付くと『優雅に』になります。
TWICEの誇らしきデビュー曲ですね。
リリース当初は期待したほどは売れなかったようですが、TWICEの知名度上昇と共にポピュラーになっていった名曲です。
早速の豆知識なんですが、TWICEの有名な曲はブラック・アイド・ピルソンっていう作曲家ユニットが作ってることが多いです。TTとかFANCYとか。
TT
もう日本人でも知らない人はいないレベルに到達しつつあるTT。
『泣いてる絵文字』であるTTをモチーフにした歌詞やダンスの新しさはTWICEの世界観にバッチボコにマッチしており泣く子も黙る大ヒットとなります。
TTポーズのキャッチーさは空前絶後なのではないのでしょうか。
ここらへんから『真似したい』アイドルの絶対的地位を築き始めます。
KNOCK KNOCK
作曲に日本人が参加している曲です。
この頃のTWICEの大きな魅力って、あふれ出る実力や輝くビジュアルなど挙げたらキリがないとは思うんですが、その一つに衣装があるような気がします。
その曲のコンセプトの為に作られた衣装然とした衣装ではなくて、あくまで私服風の衣装っていうのがまた他のグループとも差別化されていた感じがします。
着こなしとかでも真似できるもんね。
SIGNAL
パク・ジニョン(前述JYPの創設者で自身もミュージシャン。JinYoung Parkの頭文字でJYPです。)作曲の曲です。
K-POPを聴きまくってるとパクジニョンが作曲した曲は初回、イントロを聴くだけでわかるようになります。日本で言うとつんく♂に近いものがありますね。
中毒性のあるメロディと可愛らしいサビのフリ、個人的に好きなTWICEの曲でトップ圏かも。
LIKEY
アルバム名も『Twicegram』とInstagramをもじったものでしたが、歌詞もゴリゴリにSNS社会をイメージし(てかそもそもLIKEYってのが『いいね!』ですから)てます。
100年後の歴史の教科書に『史上最もキャッチーな歌とダンスの曲』って名目で載っててもおかしくないくらい、とにかく頭おかしくなるくらいメロディとダンスがキャッチーすぎてただただ真似したくなる。
真似したくなるっていうか、気づけば真似しているTWICEの魔力。
ダヒョン、チェヨンのラップもめちゃめちゃ可愛いですね。
とにかくこれはもんのすごい曲だと思います。MVのロケ地はバンクーバーです。
Heart Shaker
韓国の男女観は未だに非常に保守的で、女性から『好き』というのははしたない印象があるそうです。
そんな古い価値観をぶっ壊すTWICE!!
あんたの告白待ってらんないからあたしから言うよ!という強さが僕も欲しいです。
FANCYでも同様の歌詞がありますが、韓国でも男の子は草食化が進んでるんですかね?
ポップでキュートなのに肉食系なところも狂おしいほどガールクラッシュです。
What is Love?
女子小中高生あたりのカリスマとして甘酸っぱい恋に翻弄されてきたTWICEがついに、愛とは何か、という境地に至ります。
…っていうわけでもないです。
めちゃめちゃ可愛かったマンネ(末っ子)のチェヨンがこのあたりから歌手のAIっぽくなってきます。
YES or YES
かつてYES・NO枕と言うものがありましたが、それのNOの選択肢がないイメージですね。
ゴリゴリに肉食な歌詞ですが依然としてポップな路線を貫く凄さはTWICEというグループ以上に事務所を尊敬してしまう。
ここらへんからMVの背景がCGになりがちで、個人的にはロケハンのものが好きなのでちょっと残念。
大人数だし有名になっちゃうとMVの撮影も大変なんでしょうね。
ツアーとかも結構ずっとやってる多忙アイドルです。
FANCY
FANCYて何なの、とたまに聞かれますがI fancy youは『あなたが好き』って意味です。
イギリス英語なのかな?アメリカとかだと軽く違和感があるフレーズな気もします。
ていうかTWICEの表題曲の歌詞、だいたい要約すると『好き』しか歌ってませんからね。
最高にポップでガールクラッシュな後輩グループITZYがデビューしたためか、今までよりまろやかでメロディアスに仕上がってるような気がします。
同じ事務所の先輩後輩を共存させるって、結構事務所の力量が試されるような気がします。
K-POP界隈をみてると、その辺のバランス感がとれなくて(事務所も悪意あってやってるわけじゃないんだろうけど)悲しい結果になったりすることもあるので。
FANCYは楽曲も良かったと思うんですが、TWICEが徐々にアダルトめな路線に踏み込み始めたことも二丁目で大ヒットした理由かなと思います。
Feel Special
つい先日リリースされたばかりの新曲です。
シックな雰囲気を出しながらも普遍的でありながらどこか女子的な心の機敏について歌う名曲です。
こういうのも、TWICEとして今までの積み重ねがあるからできるのかな、と思います。
歌詞の内容については日本人メンバー・サナの過去の炎上について、などいろいろ解釈ができる感じです。
現在の日韓関係でIZ*ONEのメンバーについて言及がいったことなどもありますが、どうしてもアイドルとナショナルアイデンティティについては切って離せない関係にあると思います。
特に韓国と日本は共に欧米諸国などとは異なった少し特殊なナショナリズムの形成がされていると個人的には思いますので。
みんなTWICEみて笑顔になれるといいですね!!
■メンバー
一番わかんねえよ!って言われるのがメンバーです!!
確かに最初まじで見分けつかないと思います!!
ので、わかりやすい順で紹介しますね。
ダヒョン
ばんまの推し。
ラッパー然としていませんが、最近はメインラッパーに近いポジションな気がします。
他のメンバーと比較するとパッとみ顔が地味な印象を受けますが、その実めちゃめちゃ美少女です。
顔がとにかく白すぎてたまにちょっと大丈夫かな?って思う。
一番薄顔はとりあえずダヒョンです。
ダヒョンと並び、TWICEのラッパーです。
攻撃力が高そうですが、マンネ(末っ子)。
後述するジヒョやナヨンとなんとなく顔が似ていますが、ラップをやってたらチェヨンだと思えば間違いないです。
どうでもいいですが、チェヨンとジヨンは韓国でかなりよく見る名前です。
韓国人の友達に聞いたら『日本でいう花子みたいな感じかな?』って言われましたが、僕は生まれてから一度も花子という名前の女性に会ったことはありません。
ツウィ
ビジュアル担当。台湾人です。
メンバーの中でも見分けがつきやすく、同時に親しみやすいビジュアルかなと。
日本だと(てかたぶん韓国でもそうだと思うが)人気上位メンバーらしい。
めちゃめちゃ美人なのにバラエティとかだと少し抜けてて可愛い。
ジヒョ
TWICE 2大歌ウマのひとり。
サビでとにかく歌うやつのちょっと控えめな方、と意識してると徐々にわかるようになります。
(ナヨンと比較して)背中からひり出すような歌い方が特徴です。
カン・ダニエルという現在韓国芸能界のトップに立つメンズと熱愛報道が最近出ましたが、本人の人格の良さ故か炎上とか云々とかは無く終わりました。
あんま熱愛系興味なくてちゃんと読んでなかったですが、JYPはデビュー後数年とかで恋愛OKになるみたい。
ナヨン
もうひとりの歌ウマです。
この人もとにかくだいたいサビを歌ってるのでまぁサビでだいたい真ん中に来る人と思っておけばそのうち見分けがつくかも。
(ジヒョと比較して)腹から直に声出すみたいな発声が特徴です。
量産型アイドルビジュアル、というのは本人もまぁまぁ言われたようで自分でもそれについて言及してた時がありました。
こんだけ美人で歌も上手けりゃ悪くも言われるよね。がんばれ!
ジョンヨン
割と一貫してガールクラッシュなビジュアルで、K-POPを聞く人はだいたい『こいつがラッパーだろう?』と言いがち。
(韓国のガールズグループだとボーイッシュな感じの子がラッパーである確率が高い。最近デビューのグループはそもそもラッパーって枠を設けてないところが多いかも。)
ビジュアルに反して歌メンです。
十分上手いのですが、ジヒョ、ナヨンほどではなくBメロとか歌うことが多いかも?
ジョンヨンも比較的見分けやすいビジュアルかと思います。
ミナ
地味に難しいのが日本人3人!
ミナは少しナヨン寄りの顔で(この説明が既にわかりにくいわな)髪型は黒~茶で前髪を流してることが多いかも。
まず日本人3人!て思って見てると徐々に全員見分けつくようになる。(放棄)
ここ最近は体調の問題でお休みしてます。
モモ
モモは声がわかりやすいかも。
サナと少し似てるけどサナより涙袋がしっかりしてる。
サナ
サナは話し方が可愛い!
少し似てるモモと比較だと二重がしっかりしてる。
TWICEが選ばれたオーディション番組の初回、みんなが自己PRとして歌やダンスを披露するなか生春巻きを作って伝説になりました。
■まとめ
敷居は下がりましたでしょうか!!!???
とりあえずMV見て音源聴いてるうちにだんだんHAPPYになってくるのでTWICE聴いてみよ!
めちゃライブ行きたいです。
質問等あったらお問い合わせください。