コスメ20220601:コスメクソババァがヤクルト1000を1年飲んだら
ねぇ……?
ねぇ、あのさ、あの……ちょっと言いにくいんですけど。
あのぉ……古参アピしていいですか?
あたしさ……ヤクルト1000、去年の3月から飲んでる。
つまりですが、1年ちょい飲み続けてます。
そういうさ、あたしみたいな古参ヤクルト1000オタからすると、やっぱり嫌なわけ。
3日間飲みました!とかでレポされんの。
同担拒否とかそういうのはしない派だけど、やっぱりにわかには厳しくするよね。
■そもそもとして
古参ヤクルト1000オタが最近思ってること。
そもそもとしてなんですけど、Twitterとかで形容詞過多ツイートで布教してる奴に触発された人が、まるで万病が治す不老長寿の薬かのように期待して買ってますけども。
そもそも、ただの乳酸菌飲料なのよね。
まじでそこの前提勘違いしてて思ったほどの効果ない……ってなってる人、よく見る。
あんたさ……恋愛でも同じ失敗してない?
相手が素晴らしい人間だと勝手に自分の中で理想像作り上げてそれを相手に押し付けて勝手に失望して……そんな恋愛ばっかしてない?そうだよね?
相手はただの人なの。それと同じ。
ヤクルト1000も、ただの乳酸菌飲料なのよ。
勝手に過度に期待して勝手に失望するのはやめて。
それからもう一点なんだけど、ヤクルト1000の効果は飲んで即!ストレスを和らげるとか熟睡するとかじゃない。
運営も継続飲用の効果をアピールしてるのよ。
公式HPに掲載されている実証結果には8週間の継続飲用のデータが載ってるわけ。
3日飲んだけど効果わかりませぇん!ハハ、みたいの、そりゃそうよ。
ヤクルト側は誰も3日で効果出ますなんて言ってないから。
結局これって乳酸菌による腸内環境の改善がすべてだから一種の体質改善を行うわけで、そもそも一朝一夕で効果が出ますなんて誰も言ってないのよ。
あんたさ……恋愛でもいっつもそうじゃない?
相手の言うこと都合よく解釈して、勘違いして自爆してない?
あたしたちもうアラサーなんだよ?もうそういう独りよがりな恋愛やめようよ?
ね?
はい、とりあえず8週くらい飲んでから批判はしてください。
■出会い
ヤクルト1000はもともと1年くらい前に美容垢界隈で軽くバズってたのよね。
わたしもそうだけど、その当時飲んでた人はヤクルトが打ち出している睡眠が~とかストレスが~みたいのよりも美容目的で飲んでたと思う。
1週間分が約1000円くらいで単純計算すると約4000円/月。
年間約5万円が美容面での効果に見合ってるか、が継続のキモでした。
もちろん睡眠やストレスは美容にかなり強く結びついている要素だから、それらも含めて美容に対する効果なのかなと思ってます。
(ちなみに、普通の美容ドリンクとかと比較すると毎日飲んで年間5万円っていうのは結構安くて、その辺の感性もちょっと美容垢界隈の特殊なところかなと思います)
結局、とりあえず1年以上は継続しているわけだけど、その辺は後述します。
■コスメクソババァからみたヤクルト1000
当初からヤクルト1000には賛否がありました。
美容垢界隈で必ず挙がる意見としてはまず、砂糖の量。
ヤクルトにはまぁまぁな量の砂糖、つまり精製糖が含まれる。
ただでさえ避けたい精製糖を、美容のためとはいえ摂取するというのはちょっと抵抗感のあるもの。
わたしも一時期は同じようなヤクルトの乳酸菌を含むサプリなんかは無いのかと探したのですが、一応あるにはある。
このマルチプロバイオティクスサプリメントなんですけども、これの難点は乳酸菌の含有量がわからない点。
ヤクルト1000も1000だから飲んでるわけで、1000未満ならあんな砂糖水、わたし達は飲みたくないんですよ。
まぁ砂糖が乳酸菌の餌になる~とかそういう意見もあるし、最近はほぼ菓子を食べなくなったのでとりあえずいいかなと納得してます。
もう一点は普通に市販のサプリメントでなんとかすれば?という意見。
iherbなら1000億CFUの乳酸菌サプリがある。
California Gold Nutrition, LactoBif(ラクトビフ)プロバイオティクス、1,000億CFU、ベジカプセル30粒
値段的には定価だと30日分で約4000円とヤクルト1000とそこまで変わらない。
乳酸菌って乳酸菌の死骸でも乳酸菌含有ですよと記載できるみたい(死骸でも乳酸菌飲料が示す様な効果はある)でこのサプリがどっちかわからないとかがちょっとした懸念。
ヤクルトの方はシロタ株が生きて届くっていうのがひとつのウリよね。
最近、ガラクトミセス培養液の配合された化粧品がSK-IIに入ってる成分と同じ!!ともてはやされていますが、あれもSK-IIに入ってるのはめちゃめちゃ金かけて作られたガラクトミセス培養液だから、名前が同じなだけで全くイコールの成分ではないのよね。
わたしと広瀬すずがかろうじて同じ人類、みたいな現象。
最終的に何が言いたいかっていうと、乳酸菌飲料の会社が培養してる乳酸菌と、サプリメントメーカーが培養してる乳酸菌なら乳酸菌飲料の会社の方がいいんでないの?というエビデンスもなんもない感覚的な話です。
ただ、ヤクルト1000は入手難しかったりするので、人によってはサプリメントの方が継続しやすかったりするのかも。
ここは継続しやすい方を選べばいいんじゃないかと思います。
最後に効果が値段に見合ってるか、でしょうか。
これはやっぱり金銭感覚も効果も人によって違うので一概には言えません。
気になってるなら2,3ヵ月試してみるのはいいんじゃないかと思いますし、
そもそも導入の時点で1000円/週が高いなと感じるならそれは何か月続けようと同じように思うのではないかと思います。
バッキバキに効果のある薬!とかではないので。
■ヤクルト1000と1年生きたコスメクソババァ
まぁなんやかんやごちゃごちゃ言うてますけど。
効果のほどはどうだったん??みたいのが聞きたい話なわけですよね。
結論から言うなら、1000円/週以上の効果はわたしにはあった、という感じです。
というか、1年以上も継続してること自体がもう既にひとつの評価ですよね。
わたしには、という部分ですが、わたし固有の前提をまとめます。
①肉が嫌いなのでかわりにプロテインをよく飲む→腸内環境悪化!の悩みがあった
②ストレスが鬼のように肌に出る人間
この2点がここ10年ぐらい対峙してきた前提というか悩みなのかなと思います。
睡眠に関する悩みは特にありません。
ていうか睡眠に対してガチで悩みがあるならこんな乳酸菌飲料に頼らず睡眠外来に行ってください。
まず①について、肉が好きじゃないので食事でたんぱく質を取りにくくプロテインを多めに接種して腸内環境悪くなりがちというのは明らかに改善されました。
便通の状態でかなりわかりやすく改善されたのがわかりました。
ただ、そもそも腸内環境を悪くする要素があるというのはどうしても問題なので、プロテインについてはそれ自体をどうにかしたいなとは思ってます。
タバコばっか吸ってて不健康だし夜走ろっかな!みたいな発想よね。
そもそも根本をなんとかしろよと。
なんかそこに関してはヤクルト1000だけじゃなくて食事で食物繊維多めを心掛けるとかは同時並行でやってました。
②に関しても体感としてマシになったのかなと思います。
というのも昨年末~今年初めくらいのストレスが人生のTOP5を争うくらいのもので、そのぐらいの時期になると肌荒れで顔面のパーツが何も見なくなってしまう(キモ…)くらいに肌荒れするのが常だったのに今回は全然マシだったなと。
顎のニキビとかもわたしにとっては棺桶まで一緒のお友達みたいな認識だったんですが、昔ほどないなと感じてます。
もちろん1年間の中でスキンケアを変えたりはしてる(最近は洗顔にお金をかけるのがブームです!)ので、これに関してはヤクルト1000の効果がすべてって感じではないと思いますが。
この辺を総合すると、効果はあるので1000円/週はまぁ全然妥当かなと思います。
1年以上も飲み続けているので最初の頃の感覚はもうあまり覚えていないですが、この、ある程度いい状態が維持されるためのお守り的に続けている気持ちが強いです。
それに対して1000円/週はそこまで高いものではないなと。
■買い方
わたしは基本的にネットで申し込んでヤクルトレディに届けてもらってます。
もう担当のレディとの付き合いも1年以上だと思うと時が経つのは早い。
決まった時間に家に居れる人、もしくは宅配ボックスがあるならこれが良いと思います。
わたしは決まった曜日に在宅勤務をしているので、その日に受け取ってます。
あとマンションの宅配ボックスとかじゃなくて、部屋の前にヤクルトを入れるボックス?みたいのを設置してそこに入れてもらう、みたいなこともできるっぽいです。
うちはマンションの規則でそれはNGでした。
一応冷蔵のもので個人的に宅配ボックスは嫌なので、たまに急な出社とかで受け取れない日は配達はキャンセルして、後日、平日昼間に近所のヤクルトの営業所に行って直接買ってます。
平日昼間に動ける人なら直接営業所行っちゃうのが自分の好きな時に受け取れて一番おすすめ。
コンビニやスーパーでも売ってますが、あんま買えないですね。
実は一回、セブンで発売開始された時にヤクルトレディからの定期購入を止めたんですが、買いに行くのがめんどくさくなってすぐヤクルトレディ再開しました。
コンビニは深夜1時ごろに入荷をすることが多いようですが、そんな時間まで起きてまで買うヤクルトって一体なんなの??なんのため??ってなったのでコンビニでは買わなくなりました。
たぶん最大のブームは今で、継続しない人が多いと思いますしヤクルト側も増産するだろうから今後は買いやすくなるのではないかと思います。
いま異常に増えているなんとなく話題になってるから飲んでみたよ~タイプは2ヶ月後に確実に飲んでないです。
■まとめ
そんな感じです。
個人的にはおすすめですし、そこまでもの凄い高いとか、最初に一括払いで2年分を買わされるとかではないので気になるならとりあえず試してみて2,3ヵ月見てみるのが良いと思います。
何も感じないなら元々必要はなかったんでしょうし、ヤクルトの受け取り周りで問題があるなら乳酸菌サプリメントなどで代用するのも案かなと。
なんかあと結局キモは継続なので、開始時に何を改善したくて始めるのかっていうのはきちんと考えた方がいいと思います。
改善したい事由が特にないのになんとなく良さそうだし流行ってるから~なのであればあんまり意味はないと思うしそもそも続かないのでやめた方が良いんじゃないかと。
以上です!
いま最高に話題の『ちむどんどん』についてもそのうち書きます。
Qoo10メガ割では今季最大のバズコスメ・イニスフリーレチノールシカリペアセラムを買いました。届くの早いね!
良かったら感想書きます。
ドラマ20220411:カムカムエブリバディ
過去最高の朝ドラでした。
前作、前々作の『おかえりモネ』や『おちょやん』が割と1週間をまるっと一話とするような構成だったのに対し『カムカムエブリバディ』は一話あたりの盛り上がりをかなり重視していたり、全体の緩急も最高に良かったように感じます。
モネやおちょやんの様な構成は配信全盛期の今に向いているとは思うんですが、ほんなら別に毎朝見なくてもいいわな。って気持ちにもなりがちで。
『カムカムエブリバディ』は主人公が3人という点で斬新ではありつつ、従来の『1日15分の朝ドラを見る』という行為について原点回帰させてくれた点が評価されたポイントのひとつかと思います。
毎話毎話に盛り上がりがあり、先の読めないストーリーで視聴者を楽しませる。
『スカーレット』を見ていた時のような、朝ドラがあるからまた今日も生きていこうという気持ちを思い起こさせる本当に素晴らしいドラマでした。
半年間この『カムカムエブリバディ』を毎朝一話ずつ見たという体験は、死ぬ時まで忘れることはないでしょう。
そもそも僕がドラマを好きなのって、ドラマを見ている時間ではなく、見ていない時間が好きなんです。
ドラマの中の人々がどうなってしまうのか、どうしていくのか、彼らの人生に思いをはせる時間が1日なり1週間なりあって、この時間こそが人生の真髄なのかなと。
『カムカムエブリバディ』のおかげで半年間、毎日毎日幸せに暮らせました。
はい、『カムカムエブリバディ』についてです。
■安子編
ひなた編で安子編の『うまさ』みたいなものがジワジワと出てて脚本家とプロデューサーの力量に膝を打ちました。
安子編放送当時はジェットコースターのような異常な早さの展開が最高に面白かったんですが、それすらも掴みとしての役割を果たしてたと思うんですが。
後から考えて凄いな、というのは例えば宮嶋麻衣とか堀部圭亮があんなチョイ役で出たわけ…?とか雪衣ってあんなこと言うためだけに登場したキャラなん…?みたいな、伏線というまでもないようなこちらの不穏な気持ちも含めた色んなものを全てひなた編で回収してたことです。
また、序盤で安子があくまで普通の幸せな女の子であり、そのままこの街で暮らしていくことが夢の欲がない少女だったというナレーションすらも後半への種まきとなっていたことが凄いなと。
安子の夢は叶わなかったんですよ。
それが種まきになっているという全体の流れが素晴らしすぎた。
安子編は『種まき』と『つかみ』が全てだったのかなと今では思います。
ジャニーズの松村北斗もここのみで投入されてましたし。
キャスティングもつかみのひとつだったような。
ただ、この『種まき』の結果を数ヶ月後にジワジワ見ていくという視聴体験は配信全盛期の今ではにわかに味わえないものでしょう。
安子編の時に全視聴者が感じていた、『私たちはこれからすごいものを見るであろう』という予感はこのドラマの凄さのひとつだと思います。
■るい編
るい編は緩急で言えばかなりの緩。
安子編の8週がドラマ内で約25年の時間経過に対しるい編では6週で3年の時間経過。
るいの人生だけは比較的濃密に描かれている。
というのもるいは3人の中でも特に中心人物として据えられていたからなんですかね。
安子編、るい編、ひなた編すべてに登場する唯一の主人公であり、ドラマのテーマみたいなものを体現していた存在かと思います。
るいにとって母親である安子の象徴とも言えるおでこの傷を乗り越えること。
母の仕打ちを、自らが親となり許すこと。
ビートたけしが著書『菊次郎とさき』で親を許せるようになることでようやく人は大人になる、という旨のことを言っていました。
なんか、それに通ずるものがあるなと思い。
また、後述の同脚本家による朝ドラ『ちりとてちん』でも母親に対する気持ちの変化は大きなテーマのひとつでした。
『あまちゃん』などでも主人公の母親である春子が準主役級以上のエピソードが与えられ、今回の『カムカムエブリバディ』と似たようなテーマも含まれていたかなと思います。
ただ、今回の素晴らしかったところはるいにとっての母親である安子にも、娘であるひなたにも脇役ではなく、『主役としての人生』があったところです。
従来の朝ドラのようにるい一人を主役とし、安子やひなたを準主役とする構成でも成り立った話だとは思います。
そうせずに3人を主役と据えて、彼女らの人生をもってるいの人生を輝かせた(逆もあり、るいのおかげで彼女たちの人生は輝いていたとも思います)構成は本当に素晴らしかったです。
ひなた編が始まった頃は、3人主人公でも全然面白いしアリやな~くらいに思ってましたが、この脚本家でこのプロデューサーだから成立した部分はかなり強いように思います。
■ひなた編
『ごめんね青春!』で目に留まり、『とと姉ちゃん』で主人公常子の友達富江役で本格的に好きな女優のひとりになった川栄李奈。
制作発表の頃は折角朝ドラ主演に抜擢されたのに1/3で可哀そうやなぁと感じてました。
『カムカムエブリバディ』が朝ドラの金字塔となったことを加味しなくても、ひなたという当たり役を得られたことは彼女のキャリア最大の功績になったと思います。
また、華丸大吉さんも言ってましたが『めちゃイケ』のテスト企画でセンターバカとなりBKA48のセンターとなった歴史を覆すような彼女の英語への努力はひなたそのままでした。
ひなた編は怒涛の伏線回収がキモとなっており、ひなた自身も後半は狂言回しのような役割に近かったです。
ただ、川栄李奈の力量というか、存在感というか、彼女が生来持つ光と影みたいなものがただの狂言回しとして終わらせなかった部分が強かったなと本当に感心しています。
るい編にはるい編の批判があったな~と思いますが、ひなた編にはひなた編の批判があって、主たるものは『主人公以外の人生に尺を割きすぎている』というものでした。
最もだとも思いつつ、やっぱり『カムカムエブリバディ』は群像劇だし、主人公以外の人々の人生にも尺を割いたことが個人的には良かったんじゃないかと思います。
メインのキャッチコピー『未来なんてわからなくたって、生きるのだ。』以外に各主人公のキャッチコピーとして『これは、すべての「私」の物語。』(安子)、『あなたがいたから私です。』(るい)、『バトンを渡して、わたしは生きる。』(ひなた)があります。
特に『これは、すべての「私」の物語。』は全てのキャラクターが生きる群像劇だからこそのコピーかなと思います。
『カムカムエブリバディ』のみならず大阪朝ドラ全体のテーマに近い人生賛歌的な部分はひなた以外の人生があった故成り立っていたし、その中でも存在感のあったひなたという役は川栄李奈のみが出来たものかと。
また、ひなたが劇中で結婚をしなかったというのも3代いたからできた決断かなと思います。
祖母の代から受け継がれたひなたの自己実現が、安子がひなたをアメリカに誘ったことが、なぜナレーションが英語だったのかという初回からの伏線に繋がったラストは本当に綺麗でした。
こういったまとめかたはドラマとして珍しいものではないと思いますが、半年間見続けていた100年間の軌跡が全てラジオ英会話のエピソードだったというオチは個人的にかなり刺さりました。
■演出
ストーリーだけでなく演出とキャスティングも良かったです。
本当に沢山の人が関わって、それぞれが愛を持ってこのドラマを作っていたんだと感じられたこと自体がこのドラマを愛する理由になると思います。
演出は、特にオープニング映像や毎話のエピソードで円をモチーフにしていましたが、それにより繰り返されることを表現していたと何かのインタビューで誰かが言っていたような気がします。(うろ覚えすぎ)
ラジオ、英語、和菓子、時代劇、野球、ジャズなど古き良き日本を象徴するモチーフが円環を描くように様々な手法で登場する演出は見事でした。
テーマを変に絞らなかったことも『カムカムエブリバディ』が群像劇として、また3人の普通の女性の人生を描く上で作用していたように思います。
ほぼ主人公の家で物語が展開した『スカーレット』なんかとは違い『カムカムエブリバディ』はセット数も相当に多く予算もかかったんじゃないかと。
それなのに小さな部分にもこだわりを持っていてスタッフの朝ドラ愛を感じました。
セットや小道具だけじゃなく、料理なんかの描写も地味に力入ってたような。
またキャスティングですが、『あさが来た』では主人公あさの家の女中ふゆ役の清原果耶が娘のナツ役も演じたりなど、同じ俳優が同じ血縁の役を演じることは今までの朝ドラでもあったと思います。
今回は、子役を抜くと世良公則、堀部圭亮、宮嶋麻衣、尾上菊之助、前野朋哉、紺野まひる、小野花梨あたりが親子二代などで二役をやっていたんでしょうか。かなり多いような。
彼らの表現する継承や繰り返しは安子、るい、ひなたの継承と繰り返しに重みと説得力を持たせていたように思います。
また算太は唯一、同一役者が同一人物を全編通して演じたキャラであり、その点がハズしとなっていたように思います。
(算太はるい編には登場してないので全編というのに語弊ありかもですが…逆に役者交代ありで全編登場したキャラはるい、錠一郎、あかにしの奥さんとケチエモン、勇と雪衣あたりのみでしょうか?)
算太というキャラは他の登場人物と表現されるものというか、背負うテーマが違っていたような気がして、彼が主となるエピソードは全部大好きです。
算太、美都里、勇、雪衣のような人間の弱い部分や黒い側面みたいなものを表現するキャラクターは藤本有紀さんのドラマ最大のスパイスだと思います。
濱田岳演じる算太の『人間だってちょっとはみ出すぐれぇが味があろうが』は第2話での台詞ですが僕が『カムカムエブリバディ』に夢中になったきっかけです。
藤本有紀さん、名言生産機だわ。
■全体の構成
僕が『カムカムエブリバディ』に対して好感を持っていたのは基本的にフェアだったからです。
アニーの正体などの部分はありましたが、物語のキモだった安子とるいの確執について、視聴者は知っているのにドラマの登場人物は知らないという良いモヤモヤの与え方は本当に視聴者にとってフェアだったと思います。
正直僕は最近流行りの推察型ドラマが好きではなく、ただ怪しい要素を振りまき最終回で答え合わせをするだけのドラマは、もうそれ最終回だけ見るわ。ってなってしまうので。
僕らが見たいのは問題の答えじゃなくて、主人公たちがその問題をどう乗り越えて、どう受け入れるかなので。
また、主人公3人制の良かったところは朝ドラあるあるの後半ダレがち問題を解消してたところです。
朝ドラって結構、夢に向かってがんばる!みたいな話が多く、全体の構成として半分~2/3くらいまでは夢を叶えるまでの道筋を、それ以降の後半は夢を叶えた後に主人公がどう生きていくかを描きがちで。
そうなるとどうしても前半が面白くて後半が(前半に比べると)面白くないって現象が起きる。
『あまちゃん』や『半分、青い』では主人公に次々と新しい夢や目標を与えることで、『ひよっこ』では大きな夢のない主人公を設定することで解消してたように思います。
今回の『カムカムエブリバディ』では主人公が代替わりすることや、序盤の伏線を後半で回収することで後半ダレ問題が完璧に解消されてました。
単純に最後が盛り上がるわけではなく神回の詰め合わせであった第20週『1993-1994』を最終週の1ヵ月前に持ってくる妙も最高でした。
従来の朝ドラだと最初の数週間の主人公幼少期エピソードが面白くなかったりっていうのもあるあるではあるんですが、今回は安子編ではたった2話、るいとひなたは先代主人公のエピソードに含んでしまうことで完璧に解決してたのも凄いなと。
ここら辺は狙ってたのか結果的にそうだったのかはわかりませんが、本当に死角のないドラマだったと思います。
■神回たち
これ本当にこのドラマの一番凄い所だったし最大のエクスタシーでした。
1、2週に1回、15分にまじで45分ドラマくらいの情報量を詰め込んだ回があるわけですよ。
大阪で生きていた安子がラジオ英会話と再会する回、安子編からるい編に移り変わった回、るいが京都に移り住む回、ひなた編では第20週のすべてのエピソード、最終週のすべてのエピソードなど。
もちろんこれはこの回のみが凄かったわけではなく、それまでのエピソードありきの情報量だったのでこれこそドラマの真髄ですよね。
それにこの神回は『カムカムエブリバディ』の緩急の付け方のひとつで、『カムカムエブリバディ』はとにかく取捨選択が上手でした。
10年くらいはポーンと飛ぶ割にたった1日のエピソードに何話も使ったり。
変に主要人物の退場に時間をかけず、日常をつぶさに描いたり。
そういう取捨選択のうまさみたいのが15分x112回=1680分間(28時間!)、1分も無駄にせず作用していたのが本当に最高でした。
悲しいのはコロナの余波と土曜日カットの影響でエピソード数がかつての朝ドラよりも少なく、あと数十話多い状態だったらどれだけ良かったかということ。
まぁそれはたらればなので仕方ないですね。
■エピソード
好きだったエピソードたちです。
・金太が死ぬ回
安子のおじいちゃんやおばあちゃん、小しずが死んだあたりはまだみんな『カムカムエブリバディ』名物である『ナレ死』について認知していなかったように思います。
金太は最終的には一応『ナレ死』ではあったものの、珍しく死に際に尺が割かれた人物です。
出征する算太を勘当し、見送りに行かなかったことを後悔しながら算太の幻影を見て死にます。
この回泣かなかった人いる?
安子編はとにかくこういう、戦前の家族が揃っていて幸せだったころをリフレインする演出で毎回号泣でした。
全編を通してこの安子の家族がラジオを囲み団らんをするシーンは回想としてかなりの回数使われていましたが、ここが大月家のルーツとなっていることなども考えると何べん出されようがその数だけ泣きますね。
・安子が小川家の壁越しにカムカム英語を聞く回
家族がみんな居て、安子が幸せだった頃のモチーフとも言えるような証城寺の狸囃子が、稔との繋がりであった英語の歌詞で聞こえる。
こんなん泣かないわけなくない??
泣かない人おかしくない??感情をオカンの子宮に置いてきたか??
家族が空襲で死に、最愛の旦那が戦死し、義母にいびられ逃げ出した先で現実の厳しさを知る近年朝ドラ最大の絶望展開のピークにこれがぶつかるやばさ。
そしてこの後の小川家での展開も涙なみだでしたよ。
・定一が進駐軍クラブでサニーサイドを歌う回
安子は一生懸命生きている反面、目を向けていないものがある人でした。
(ていうか過酷すぎて目を向ける余裕も何もなかったのよな)
ロバートのおかげでそういうものに目が向けられるようになった回。
そして世良公則がサニーサイドを歌ってTwitterでバズった回。
僕自身は世良公則のことは知らなかったのですが、親はやっぱり知っていたみたいでこの回の放送後に母親からLINEがきました。
こうやって親子でキャスティングについて話せるドラマってほんと貴重。
・幼少期るいが安子に"I hate you"って言ってるい編に移行した回
この回をリアルタイムで見てた時の衝撃たるや。
メガトンハンマーでぶん殴られたかと思ったわ。
1話15分の異常な情報量。
これで安子編が終わるのかという絶望とるい編への期待。
アラフィフながら18歳役を演じた深津絵里の美しさ。
テレビ史上に残る15分間だと思います。
あと、水曜に新編突入っていう斬新さも地味に凄かった。
・お給料を貯金すると言うるいに濱田マリがキレる回
これ、当時はそんなにだったんですが後から思い返すと本当に好きです。
濱田マリが『あんたみたいな若い、可愛らしい子が、着たい服も、食べたいものも、行きたいとこもないやなんて、ほんなしょうもないこと言うんやないの!ちょっとでもええ、ちゃんと使いなさい。ええな?』とキレますが、エピソード後半で錠一郎により濱田マリがるいくらいの年の頃に戦時中だったのでは?と明かされます。
濱田マリの朝ドラらしさと人間らしさが最高に好きですが、まだ謎の人物だった錠一郎が核心を突いたことを言う演出も好きです。
この回ではじめてるいが錠一郎の本名を知るんですよね。
オープニングの名前も宇宙人→ジョーでしたがこの回以降大月錠一郎になります。
・るいが竹村夫婦に錠一郎と東京に行くと言い出せなかった回
るい編はエピソードとしてはそこまで大好き!という感じではなかったのですが、竹村夫婦とるいの組み合わせは本当に好きでした。
兎にも角にも深津絵里、村田雄浩、濱田マリが3人で働くシーンの空気感が最高。
また、雉真の家を出たるいが竹村夫婦の本当の娘のようになっていく工程は朝ドラ要素が強くて何度も見ちゃいます。
この回が別れの回ではないですが、実質的に竹村夫婦に別れを告げる回です。
濱田マリの『そない…いつまで居られても、困る』は何度見ても泣きます。
・るいが京都に移り住む回
るいが竹村夫婦の、錠一郎が小暮さんの元を離れる回です。
竹村夫婦、小暮さんは冒頭のみしか出ませんが、別れのシーンはやっぱり泣いちゃいますわ。
また、るいが回転焼き屋を始め、あんこのおまじないを幼少期ぶりに言い始める回でもあります。
・ひなたが二代目モモケンから過去の話を告白される回
恐らく算太が劇中で唯一?あずきのおまじないを言う回です。
これまできちんとした胸中をあまり語られなかった算太が、金太ら家族のことを思い出していたことが語られたり、二代目モモケンが大月の回転焼きにより算太の口にしていたあんこのおまじないを思い出したりと要素もりもり。
算太の胸中はあくまで本人や肉親ではなく、他人によって語られるという演出は算太という人物を余りにも表していてビックリしました。
かつ、ひなたが安子の言っていた台詞と同じ台詞を口にしたり、算太が大人になったるいと初めて会ったりと怒涛の伏線回収の始まりでした。
この辺からひなた単独というより、群像劇要素が強くなってきたように思います。
・小夜子の結婚を知った桃太郎があかにしからCDプレイヤーをパクる回
あかにしからラジオを盗んだ算太の血筋。
失恋しておかしくなってしまう算太の血筋。
これはこの回というか、この次の回も含めて好きでした。
みじめなひなたとみじめな桃太郎に対してトランペットを取り出す錠一郎。
この時の深津絵里の演技、家族の演技、不穏な演技。
そしてその後の衝撃すぎる第20週の次回予告。
次の回の錠一郎のライフストーリーと『で、何が言いたいかって言うとやな、それでも人生は続いていく。そういうことや』。
ドラマであんなにわくわくしたり感動したりしたのは本当に久しぶりでした。
・算太がるいを訪ねひなたの家に来る回
錠一郎の人生語りから算太の登場でひなたがるいや錠一郎にも彼らの人生があったことを意識し始める回です。
前述の通り、算太はこのドラマの中で特に人間らしい部分を表現しているようで好きでした。
算太がひなた、るい達とクリスマスの食卓を囲むシーンは『カムカムエブリバディ』で好きなシーントップ5に入ると思います。
ひなたやるいと過ごし、踊りながら算太の人生がプレイバックされる演出は最高の一言でした。
また、この回前後の安子の周りの人物が現れ自分の過去と向き合わなくてはいけなくなり動揺する深津絵里の演技は脱帽としか言いようがありません。
演技するってこういうことなんだ…っていうのを演技で示すかっこよさ。
・るいが戦死した稔と、ひなたが既に死去していた平川唯一と会う回
ミュージカル的演出は今までちょいちょいあったものの、こういう演出は後にも先にもなくちょっと特別な回な気がします。
平川唯一が思いを語り、安子が生きた戦時中の思い出がリフレインされ、稔がるいに語り掛ける。
『カムカムエブリバディ』の核の部分が濃厚に表現されてた回だと思います。
伏線というより考察の様になってしまいますが、稔がひとりで現れる=安子は生きていると解釈できたのもすごく好きでした。
・アニー・ヒラカワがラジオで安子としての思いを吐露してしまう回
アニー・ヒラカワの存在は最終パートの掴みという感じでした。
そのアニーが安子であることを明かし、物語のキーであるラジオを通して告白をする回です。
誤解を抱えたまま何十年も過ごしたるい、後悔を抱えながらアメリカで生きた安子。
その2人をひなたが繋ぐラストに繋がる回でした。
あとまぁ何べんも言うけど、この回もまた深津絵里の演技が凄かった。
・最終回
言わずもがなですが。とにかく要素もりもりのもり。
金太が闇市でおはぎを託した少年の行く末、たちばなが再興していた事実。
待ち焦がれたきぬちゃんの血筋が表れ、大月を継ぐ。
3代共に唱えるあずきのおまじない、3代で聞くラジオ英会話。
その他登場人物たちのその後。
やっと甲子園に行けた雉真の血筋。
『カムカムエブリバディ』がラジオ英会話そのものであったことが明かされる。
るいと錠一郎のそれから。安子のそれから。
ビリーの正体とひなたの未来。
これ15分ですか?体感2時間ドラマくらいありましたけど??
色んなものを綺麗に回収して、本当に綺麗に終わりました。
『カムカムエブリバディ』が終わってしまい多少のロスはありつつ、あんまりにも綺麗で満足感があったので充足感のが強いかも。
第20週と最終週は放送直後から何回も何回も見てます。
『カムカムエブリバディ』は唯一無二ですが、またこういう風な気持ちで見られる朝ドラが出てくるといいなぁ。
■すいか
もうここから割と余談になってくるんですが、『カムカムエブリバディ』は僕が人生で最も好きなドラマ『すいか』に似た部分があるなと思いました。
ひなたが安子と同じ台詞を口にするシーンは、『すいか』で基子と梅子が全く同じモーションでお煎餅を食べるシーンを思い起こさせましたし、件の第20週でるいが戦死した稔と、ひなたが既に死去していた平川唯一と会うエピソードは『すいか』のお盆のエピソードに通ずるものがありました。
これは別にパクりだなんだとかそういう話ではなくて、こういう人生賛歌みたいなドラマにおいては変にこねくり回した表現をせず、古典的アプローチで来てくれるのが一番いいんだなぁと思った次第で。
受け継がれるものの暖かさとか、死者を思うことが人生のコントラストを作ることなんかは普遍的なテーマかもですがこれからもいろんなドラマで描いてほしいです。
『カムカムエブリバディ』の脚本家である藤本有紀さんが15年前に脚本を担当した朝ドラです。
落語をテーマにしており、主人公の喜代美が落語家を目指すストーリーですね。
朝ドラの古典的名作として名が挙がる作品で、TVプロデューサーの佐久間宣行なんかも好きなドラマとして度々ツイートしてます。
朝ドラ名シーン第1位が
— 佐久間宣行 (@nobrock) 2019年3月30日
「ちりとてちんの草若師匠復帰」なの大納得だし最高。
DVDも持ってるし、再放送はハードディスクから消してないし、このシーンは元気ない時見返すもんな。
今日も多分見る。#ちりとてちん
#朝ドラ100作ファン感謝祭 pic.twitter.com/66amKYygcG
安子編を見ていて、どうしても毎日1話では物足りなくなってしまい同じ脚本家の朝ドラ!と思いゆるゆると『カムカムエブリバディ』と並行して見て、『カムカムエブリバディ』とほぼ同時にフィニッシュしました。
こちらは『カムカムエブリバディ』のような怒涛の伏線回収!という感じではないですが、ものすごく丁寧に作られていて、本当に画面の中に登場人物の人生がありドラマが終わった今も彼らの人生が続いているんじゃないかと錯覚させるような作品でした。
主人公である喜代美が朝ドラの主人公然としておらず、後ろ向きで心が折れがちなところが当時としては新しかったかもです。
『ちりとてちん』でも母子の関係というのはかなり濃厚に描かれており、大きな確執こそなかれど主人公の喜代美が大阪に出る際に『お母ちゃんみたいになりたくないの!』とメンチを切るシーンは物語全体にとって大きな伏線となります。
このお母ちゃんの伏線が回収される第150話は15分間号泣しっぱなしでした。
喜代美の母親、糸子役の和久井映見が本当に最高で、この台詞と一連の流れが象徴する母親という存在の喜劇的側面と悲劇的側面をこんなにも表現できる人が他にいたでしょうか。
主人公の母親っていう存在は近年の朝ドラにはほぼ必ず存在していたかなと思いますが、ベスト朝ドラ母親賞をあげたいくらい。
また、登場人物に作品のテーマをリフレインさせることは『カムカムエブリバディ』と通じており、特に喜代美の祖父(と父親もかな)が何度も繰り返す『人間も箸と同じや。研いで出てくのは塗り重ねたものだけや。一生懸命生きてさえおったら悩んだことも落ち込んだことも綺麗な模様になって出てくる。お前のなりたいもんになれる』は本当に墓まで持っていきたい名言です。
『ちりとてちん』も『カムカムエブリバディ』も、積み重ねること、繰り返すこと、受け継がれることなんかが大きなテーマとして存在してたような。
ぜひ『カムカムエブリバディ』ロスになってしまった皆様は『ちりとてちん』も見てみてください。
ちなみに、『カムカムエブリバディ』のあかにし一家は漢字で赤螺と書きましたが、これは落語の『片棒』という演目が由来です。
『片棒』の主人公(?)が赤螺屋吝兵衛(あかにしやけちべえ)という名前で、まさにケチ兵衛、ケチ衛門のような人です。
『ちりとてちん』は落語がテーマで、各週のエピソードや各主要人物にそれぞれ有名な落語が紐づいています。
記憶に残る限り、『片棒』は『ちりとてちん』では使用されてなかったような気がしますが、当時の没ネタとかだったんでしょうか…。
■まとめ
『暗闇でしか見えぬものがある、暗闇でしか聞こえぬ歌がある』は『カムカムエブリバディ』において、『ちりとてちん』でいう塗り箸の台詞のように序盤から何度もリフレインされる台詞です。
例えば安子が稔との結婚を諦めざるを得ないと思った時に、錠一郎がジャズコンテスト前に自信を失っていた時に、ひなたが回転焼きを上手く焼けないと現実に直面した時に。
登場人物が壁にぶつかる度に劇中劇で黍之丞がこの台詞を言う。
これは2021年-2022年のこの時代故繰り返されたテーマだったのかなと。
世の中が暗闇に包まれている時代だからこそ、この時代でこその気づきがあり、この時代でこそ得られるものがあるのではと。
僕たちが直面している暗闇は、安子が、るいが、ひなたが直面した暗闇であって、その他の登場人物が直面した暗闇と違いはないのかなと思います。
この台詞だけではなくおはぎのおまじないや『美味しいお菓子を怖い顔をして食べる人はおらん。怒りよってもくたびれとっても、悩みよっても、自然と明るい顔になる』や『日々鍛錬し、いつ来るともわからぬ機会に備えよ』なんかもこの時代を生き抜く珠玉の名台詞かと思います。
この時代のことを思い出すとき、『カムカムエブリバディ』のことを、『カムカムエブリバディ』の登場人物たちの人生のことを一緒に思い出すことでしょう。
ドラマのキャッチコピー『未来なんてわからなくたって、生きるのだ。』は本当によくこのドラマを表してたし、僕らの人生のキャッチコピーでもありますね。
また、『カムカムエブリバディ』が沁みたのは自分の親にも親の人生があり、おばあちゃんやおじいちゃんにもその人生があった、という当たり前だけど忘れてしまっていたことを思い出させてくれたこと。
僕はやはり年代も近く性格も似たひなたに一番感情移入していました。
感情移入する一方、母親であるるいや父親である錠一郎にも歴史があったこと、祖母である安子と祖父である稔にもその怒涛の人生があったことを視聴者である僕らは知っているのにひなたは知らないもどかしさ。
そして自分の母親や父親にも人生と歴史があり、祖父や祖母も同様であると『カムカムエブリバディ』を見て思わされました。
次に実家に帰ったら親の人生を、祖父祖母の歴史を聞こうと思います。
まじでNHK偉大だわ…。
『ちむどんどん』も楽しみ!
※追記
『菊次郎とさき』の該当箇所はここでした。
人間が子供から大人になったかどうかは、親に対しての感情の持ち方で決まるんじゃないか。おいらはそう思っている。父親や母親を見て「可哀相だな」「大変だったんだろうな」と思えるようになったら、そこで大人への 第一歩を踏み出したのであり、幾つになっても「オヤジは許せねえ」などと言っているようでは まだガキだと思う。
K-POP20211101:Girls Planet 999 さいご (そしてKep1er)
ファイナルが終了しました。
EP11の放送で推しが漏れなく脱落したこともあり今回もまぁまぁやる気のないファイナル放送をお迎えしたわけですが、なぜか脱落したはずの推しの分量がまぁまぁあり見てよかったです。
終わってみれば同クール放送のスウパの方が俄然話題になっててエムネももうそっちの方に注力したかったんじゃないかな。
スウパは私も断片的にしか見てませんが、本音を口に出すかなり強めのやりとりやダンサー同士の関係性など昨今のアイドルオーディション番組から失われた尖った部分が良かったんですかね。
デビューメンバーのまとめとしては…
1位:キム・チェヒョン
自国1ピックが強いのでは説が出てましたがまさにその通りでした。
SMルーキーズ出身の実力とかはお墨付きですし苦労しているバックグラウンドからも1位やセンターに相応しくないとは言いませんが、後述する投票システムと番組構成の嚙み合わなさを象徴する存在のひとりになってしまったかも。
正直エムネは韓国票とグローバル票の割合もわかってただけだし、もう少しお膳立てというかチェヒョンが1位に相応しいと思わせる分量で放送すべきだったのでは…。
ビジュアル的にセンター然ではないという意見もわかりますが、デビュー曲のスタイリング次第かなとも思います。
2位:ヒュニン・バヒエ
この子については後述します。
日本のメイン視聴者層は若い女の子が多いのかな?とコメント見ながら思ってましたが、そのぐらいの世代の子が憧れる系統の顔ではあると思います。
本人が悪いことをしたわけではないので本人への誹謗中傷はやめてあげて欲しいですね。
3位:チェ・ユジン
デビュー済の鳴かず飛ばずグループからデビューはエムネアイドルオーディション番組のお家芸ですが、ユジンは本当に実力者で人柄も良く、そもそもCLCよりマッチするコンセプトがあるのでは?的な疑問を抱かせる部分なんかも含めて選ばれてよかったと思います。
Kグループでは最年長でしたが、オーディション番組で年長組の立ち回りってやっぱり難しいところがあるなと思っていて。
10も年下の子たちと協力したり競ったりするの、実生活で考えたらキツいよね?って思いますし…ただユジンはそういう所をこなし可愛い系コンセプトの子等の長みたいになっててよかったです。
Kep1erメンバーとしても最年長かな、リーダーでしょうか。
グループがどれほど売れるかは未知数ですが、『アイドルのセカンドキャリア』みたいな視点でのオーディション番組ってめちゃめちゃ可能性あると思いますしKep1erが成功したらユジンはそういう面での先駆者になれるんじゃないかと。
4位:キム・ダヨン
自国1ピックが強くデビュー確実なメンバーのひとりでしたが、順当な順位。
こんなにただただマスターに褒められた人って今までいた?後半辟易してました。
今回、坂本舞白なんかも含めリーダー然とした子が人気なのかなと思います。
韓国の視聴者層がどんな感じはわかりませんが、人間性で見る人が多いんかなぁ。
5位:ソ・ヨンウン
わたしはもう最近は最終的にスキルとかビジュアルとかはどうでもよくて、グループを陽の方向性に導くキャラが多ければ多いほどいいなと思ってたんですが、陽キャラ枠です。
キャラだけじゃなく実力もあってデビューに相応しいメンバーですね。
グループとして早速逆風が吹いてる感じがしますが、こういう子がいればなんとかなると思います。
6位:カン・イェソ
過去の記事でもスキルメンばかりをありがたがるなよ、と言っていましたがやっぱりこの番組は後半比較的ビジュアルが弱くちょっと不安でした。
イェソはビジュアルも良いですし、曲をいくつか出していく中でシャオティンなんかも含めてセンター的な役割を与えても果たせると思います。
7位:江崎ひかる
減点されるような行動もありませんでしたが、後半あまり目立ってなかったですし日本人ならどちらかと言えば川口ゆりななのかな?と思ってましたが、1ピックがこっちの方が強かったって話でしょうか。
というかゆりなが1ピック弱すぎたのかな…
ダンスとラップという今回の面子で少し弱い部分を埋められる人材だと思います。
8位:坂本舞白
前回の記事で坂本舞白こそがこの番組の主人公と言いましたが、ファイナルでもいい歌割がもらえない中役割を果たしててえらいなぁ…って感動しました。
視聴率全く良くなかった今回の場合、ファイナル見る人って見る前から投票する子決めてると思うのでファイナルの分量もはやそんな関係なかったような気もしますが。
同じようにリーダーとして評価されたダヨンや最年長のユジンがいるのでリーダーはないなかと思いますが、デビュー後に着実に人気を伸ばすと思います。
9位:シェン・シャオティン
最終的にCグループひとりもいなくてシャオティンが操作で選ばれたんじゃない?説ありますがまじでありえるなと。
1位候補でバヒエが選ばれた時のCグループメンバーの鼻白んだ反応!みたいな動画あがってますが、あれはどっちかっていうと1位候補にシャオティンがいない!?によるものだったと思います。
正直なにをどこまで信じればいいのかわかりませんが、エムネのスタッフに冷遇され、悪編され、分量を貰えない中でシャオティンはCグループ唯一の希望だったんじゃないかなと。
どうしてもセンターの才覚がありすぎるので2曲目以降でセンターとなるのに期待してます。あと中国人1人だけだけどがんばれ!
いま、Snakeの動画を見てもやっぱりこの人以外センターは無理だなって思いますし、そういう意味でも表現力や存在感が卓越してると思います。
以下、番組関連の雑記です。
■アイドルを推すということについて
今回かなり考えたテーマがこれでした。
第一段階としてEP11で推していたチェン・シンウェイと池間琉杏が同時に脱落した時に『なんか最近は推す行為が祈りみたいになってきて、推しがデビューしようがしまいがどうでもよくて、推しが健康で幸せな人生を送ってればそれでいいです』みたいな記事を書いてたのですが自分でもオチがよくわからなくなりお蔵入りしました。
芸能人のことなんて好きになれない人も沢山いる中で応援する対象がいるだけ幸せ!みたいなことも友達から言われてハッとしたり。
なんか自分自身が成長したのかただアイドルにそこまで入れ込まなくなったのかなんなのかがもうわかりませんが、とりあえずわたし個人としては今そういう境地にいます。
そこに起きた事件がファイナルのヒュニン・バヒエ2位事件です。
わたしはバヒエがデビューしなければ自分の推しがデビューしてた、なんてことは1ミリも思わないのでそういう不満は全くなくてどっちかっていうと戦犯であり番組の流れを崩した一部のMOA(TXTのファン)については怒ってます。
K-POP現場や出張先でARMY(BTSのファン)と居合わせたことがありその際の彼らのマナーの悪さ故にわたしはBTS自体にもあまりいい印象は持ってません。
BigHitのグループで唯一好きだったTXTも一部のMOAのおかげで嫌いになりそうです。
EP11の境地に至っているわたしから見ると『自分の推しの妹がオーディション番組出てるから投票しまくってデビューさせたら推しが喜ぶだろうな♪』がマジでわかりません。
なら推し本人に金を使えよ。それが一番推しは喜ぶよ。
ただ、今回『東南アジアのファン』というのがひとつキモだったと思います。
物価の差から東南アジアのファンは音盤売上やライブ興行収入等に貢献がし難く、そこで溜まった『推しに何かしたい!』の気持ちを今回のような金銭を使わずにできる行動にぶつけがちです。
エムネもバヒエ本人も正直あるとしてもここまでにはなると思ってなかったんだと思います。
今後エムネが対策すべきというよりかはK-POP全体で東南アジアのファンを育てるべきなんじゃないのと思います。難しい話だけども。
■投票システムについて
個人的にはここが一番不満でした。
最も不満なところはファイナル直前までK/C/Jの1:1:1で投票させたところで、それまでのストーリーに伴わない最終回の順位崩壊はこれによるものだと思っています。
あと第2回生存者発表の実力派韓国人大量脱落とかも防げたと思うし。
正直セル投票終わった時点でK/C/Jの縛りいらんかったんじゃない?
1ピックで順位崩壊するって予想できたじゃん。
どうせCグループ冷遇するならそれでよかったじゃん。と思います。
これもう今から言ってもしょうがないし長くなるのでこれぐらいでやめておきます。
■よかったこと
推していたチェン・シンウェイと池間琉杏に出会えたことはもちろん良かったですし、番組としても総括として見てよかったな~と思っています。
最終的に好きだったメンバーたちについてです。
チェン・シンウェイ
ビジュアルとキャラクターが好きでアイドルとしての才覚あるな~と思います。
現EVERGLOWのワン・イーレンとYUEHUAにほぼ同期入社だそうで、そこを加味するとスキル面での伸びがなさすぎて難しいところではありますが。
アイドルグループとしてデビューして欲しいとはあまり思わなくて、現在のカン・ヘウォンみたいにYouTubeとかでゆるゆる活動するのに向いてそう。
池間琉杏
子役出身だったんですね。
この子もこの子でアイドルの才能みたいなものを感じさせられて良かったです。
何度も言いますがダンスや歌が上手いことよりも明るくて人を元気にできることの方が稀有で価値のあるものだと思いますし、アイドルとして最終的に残る要素なんじゃないかと思います。
どちらかと言うと日本で活動するよりも韓国でデビューして欲しいなぁ~
キム・ボラ、メイ、ホ・ジウォン
ヘユンちゃんのことしか知らなかったCherry Bulletですがこんなに実力も個性もあるメンバー揃いなんだなと驚きましたし好きになりました。
売上がイマイチなグループのメンバーでも、こうやって時間をかけて人間性まで見ていけばどんどん魅力的に見えるのって面白いですよね。
彼女らの躍進も今回ひとつ面白かった要素だと感じます。
誰もデビューできなかったのは残念なのかどうかわかりませんが、Cherry Bulletの場合CLCやFANATICSよりも未来があるグループだと思います。
落ちて良かった、とは言いませんが完全体でのカムバが楽しみです。
Love So Sweetもっと売れてもよかったのに!ってめっちゃ思いますわ。
ウェン・ヂャ
最終回で最もファンを増やした方なのではないでしょうか?笑
実力面のアピールはいまいちでしたが、明るさや面白さだけで支持を集められるレベルの人だと思います。
グループでデビューじゃなくてもいいから、何かしらの活動してほしいなぁ。
川口ゆりな
フー・ヤーニンがファイナル後のライブ配信でゆりなのことをめちゃめちゃ褒めてました。
後半はほぼ寝る時間もなくみんな疲れも溜まってきていたのに、ゆりなだけは唯一集合の3時間前にきちんと起きて完璧に準備をしていたと。
中盤1位になってしまったことでバックラッシュがあった子ですが、やっぱり芸能人向きだとは思いますので夢を追って欲しいです。
次はI-LANDの続編かな~とも思いますがI-LANDはいまいちシステムが苦手なので序盤見て決めます。
いろいろあったけど、Kep1erのデビューも楽しみ!
雑記20211031:20、20デシベル 私だけに聞こえるように囁いて
なんか最近無気力です。
いろいろな人に話を伺う度に結局自分を造ったのは野球部での生活だったとか大学に入るためにものすごく頑張ったみたいなことが多くて根性や胆力の大切さをアラサーにして思い知ってます。
根性と胆力は、ばんまが持ってないものナンバー1とナンバー2です。
凪のように生きていきたい。
久々の雑記。
■ランキングの終焉
今年のはじめ頃に紹介したジェーン・スーと堀井美香のポッドキャストがびっくりするくらい流行ってる。
そして最新回が本当に面白かった。
最近の人々はもうそこまでランキングに興味がないのではないか、という話なのだけど、ここ最近まで年頃の女の子たちが集められて順位をつけられて選ばれたり落とされたりする番組をみていただけにちょっと耳が痛かった。
(ショパンコンクールについての話題から)
美『いやでも違うの、本当にだからもうなんかそのファイナルを見た時点で、なんか、もう完結。いいものを見せてもらった。ありがとう。っていうので、そのあんまり誰が1位とかには本当に興味が無かったんですよね』
ス『なんか…あの…ランキングを決めるってこと自体が、やや興味の対象じゃなくなりつつあるよね』
美『あぁ、そうかもしれないですね』
ス『この間、友達と喋ってて思って。なんか、例えば』
美『うん』
ス『トーナメントみたいなものがあるじゃないですか。世の中には。どんなスポーツだったり、園芸とかお笑いとかもそうですけど、んで1位を決めるってとこにカタルシスがあったりとか感動があったりっていうのを私たちは子どもの頃から見てきたけど』
美『うん』
ス『なんか、結局その推し活含めて自分の好きなものを好きなように愛でるとか、関係性を遠くから眺めるみたいなことに興味を持ちはじめて、そっちがメインになってくと、えっ、別に1位とか決めなくてよくない?って気持ちになってくるよね』
美『うん、本当にそうなんですよ。私が、本当に新人の時だからこれ26,7年前の話ですけど「王様のブランチ」が始まったんですよ』
ス『はい、はいはい』
美『私、初代アシスタントだったんですけど』
ス『あっ、そうなんだ』
美『そん時に説明で受けたのが、新しい番組が始まると。超画期的な番組で。あの、朝の9時から2時くらいまでずっとやるんだと。それがまずいっこ。で、もう一つが全部どういう構成かって言うといま人々はランキングってのに飢えてて、ランキングしたがると』
ス『お願いランキング的なことだ』
美『そう、これからの時代ランキングなんだって。全部ランキングでいろんな物を表していく番組だって言われて。なんか、その時代はたぶん、何かに順番をつけるとかが凄く流行ったし気持ちのいい行為だったんだろうね』
ス『だろうね、信憑性があったんだろうね』
美『誰かに1位から5位までつけてもらう、じゃあ1位いいんじゃないかとか1位やってみようかとかのがあったんでしょうね』
ス『わかる、私たちはたぶん参加者になったら順位決められたいっていうか、そこに入ってく醍醐味があるのはわかるんだけど、見てる側としてだよね』
美『あっ、そうだと思います、あっ、そうですね、もうまさにだから今回のそのショパンコンクールなんて見ててもほらもちろんさ、そんなにピアノ詳しくなければさ、この人がいま上手だったなんだってわかんないわけじゃないですか。感覚で見てるから、みんな』
(中略)
ス『そう、なんかね、時代が変わってきてる感じはすごいね、したの』
美『そうなんです、だから順位の段階であんまり別に誰が1位になってもって、たぶん、みんな1位違ってただろうなって思いましたし』
この後にリアリティショーや教育において順位付けに意義がないわけではなくて、単純に順位を付けられる側も見ている側も興味がないならやる意味があまりないよね、という話題になっていく。
これはハッとさせられる一方、確かにな、と思う部分もあって。
僕はYouTubeやNetflix等によりエンタメが分散したこともこの価値観の変容が起因しているとずっと考えてたんですけど。
テレビマンのおもちゃにされた芸人を面白がったり、大衆が誰かひとりに憧れたりするのがどんどん古くなって、情報を仕入れたい人は仕入れるし、面白いものは自分の琴線に触れるものを自分で探すし、そしてそれが簡単にできるようになっていて。
スキンケアとかダイエットについても同様で、結局は最近話題だからとかランキングが1位だからとかとかよりも『自分に合っているか』が最もキモになると最近真理に辿り着いていた。
そうやって『個』の要素が強くなっていくと社会や消費はどうなるんだろう。
逆に、属性や志向による小さくて強いクラスタが沢山出来るようになってくるのかな。
■裏体育館
そうやっていろいろ考えていて、最近自分が無気力であることについても思ってみたのだけど、やっぱりどうしても2021年を消化不良的に過ごしてしまった後悔みたいなものがモンヤリしているのかなと思います。
今年はまじで仕事が忙しい時期もあったしダイエットもずーっとしててコロナも相まって殆ど人と会わなくなってしまったし、会わないうちになんだか対人能力が異常に低下してしまった(わたしの場合そもそもがコミュ障なので元に戻ったという方が正しいのかも)節がある。
じゃあこのコロナ流行ってた中でどうしてれば満点だったの?って思うけど、結局こういう難しい局面で物を言わせるのはバランス感で、自分のバランス感のなさを痛感した年だったからアラサーにしては痛すぎる状況で沈んでるんだと思う。
しかし色々考えても仕方ないし、景気が良い時期に向いてる人もいれば向いてない人もいるし朗らかな環境に向いてる人もいれば向いてない人もいるってことを思えば、ただ今の時期と状況に自分が向いてないだけなのかなとか耐え忍べばいつか日の目を見るでしょうとも思います。
気持ちが沈むと、昔King&Princeの平野紫耀くんが『学校の定番告白場所といえば?』という質問に対し『裏体育館』と答えたことを思い出す。
本人としては『体育館の裏』と言いたかったようだが、彼の底知れないポテンシャルを感じさせる回答。
やっぱりアイドルは希望だと思います。(結論)
K-POP20211011:Girls Planet 999 その4
EP10まで放送終了。
Produce~シリーズでいうところのコンセプト評価に相当するクリエーションミッションが終了し、次週が3回目の生存者発表、からのさらに翌週が最終回のデビューメンバー発表生放送です。
次週は26人中人9人が脱落予定。
脱落者の内、グループ関係なく1名のみ救済措置あり。
18人で最終回となり、予定では9名がデビューとなります。
第二回の生存者発表も、デビュー組な上に分量もある程度あったキム・ドアやホ・ジウォンの脱落や順位の変動など波乱な感じでした。
ホ・ジウォンはビジュアル的にも魅力的だな~って思ってたんですが、9万票ベネフィットを得ながらKグループでも下位の方でこんなに人気ないんだ…ってショックでした。
やはり今回のカギは韓国票で、スキルやビジュアルのレベルが平均的に高いKグループの面子は票が割れるようです。
CグループやJグループはそれぞれ中国人らしい、日本人らしい魅力のある子がいいのかな~と思いきややっぱり実力者が人気な傾向。
実力者に人気が集まるのはわかるんですが、実力者が揃ったグループがアイドルとして必ずしも良いグループではないと思うんですよね…。
以下、いくつか思ったこと。
■エムネの印象操作について
個人的にめちゃめちゃ思うことなんですが、Cグループの面子に対する印象操作が酷すぎると思います。
今回に関してはエムネは票数の操作は死んでもできないと思うのですが、明らかにデビューさせたくないメンバーがいるのだろうか?って感じになってきました。
Produce~シリーズでも分量問題などありましたが、正直それに関してはテレビ番組ですし盛り上げるためであったり、全体の流れとして必要な部分もあるのかなと思えたのですが。
今回に関してはわかりやすく特定のCグループのメンバーが悪印象を持たれるように切り取られていたと思います。
分量くらいならまだいいんですが、今後芸能活動をする可能性が高い彼女たちに明確な意図を持って悪印象を植え付けるのはどうなのかなと。
序盤で言うとヘリコプター事件のフー・ヤーニン。
リャン・ジャオの暴露により、ヘリコプター事件はPD指示だったことが明らかにされています。(真偽はわかりませんが)
ツァイ・ビーンに関しては振り付け間違いやリーダー問題など全編に渡って。
エムネは基本的に振り付け間違いがある際には誰かの顔アップにして目立たないようにするなどしますが、中国人メンバーの間違いは引きで映されがちです。
ファン・シンチャオは中国出身らしからぬ弱気な部分の切り取りや失敗。
免れてたと思ったスー・ルイチーは今回のパート変更事件で。
Produce~シリーズに詳しい方ならわかると思うんですが、コンセプト評価あたりのスケジュールのタイトさは異常です。そこでのパート変更は相当精神にきますよ。
そもそも分量が皆無に等しいチョウ・シンユ―なんかを抜かすと、シェン・シャオティン、ウェン・ヂャ、チャン・シンウェイ以外全員何かしらの印象操作をされているように感じます。
IZ*ONEはビジュアルもスキルも完璧なアイドルでしたが、彼女らの成功の秘訣で最も大きな部分は人柄や態度だと思います。
Produce~シリーズという足枷を得ながらも過去の栄光を忘れられないエムネが求めているのはそういったビジュアルもしくはスキルと人柄、態度を兼ね備えたメンバーなのかと。
放送倫理に反しないかたちで遠回しに順位やデビューメンバーを操作したい意図があるのかなというのが明らかすぎてちょっと嫌です。
また、このミッションがどう響いてくるのかわかりませんが、最終ミッションとなるO.O.Oミッションはこれまで投票に使用していたクソアプリは使用されずYoutube上での高評価数が基準となるそうです。
ですが、基本的に中国ではYoutubeは見れません。
(ある程度ネットリテラシーのある人なら普通に見る方法はありますが)
高評価数は見ることができないため実際の順位はわかりませんが、本国ファンの応援を受けることが出来ない所為かあからさまにCグループのメンバーのみの再生回数の順位が投票による順位と一致していません。
もうそんな嫌なら韓国人と日本人でオーディション番組やればよかったじゃん!
■この番組の主人公
と、Cグループ関連では不満たらたらですが、エムネGJと思っているところもあります。
坂本舞白をキャスティングしたところです。
言ってしまえば全員が主人公ですし、私自身はJグループでは池間琉杏を応援しているので坂本舞白には投票していません。
が、それでもこの番組の主人公は坂本舞白だなと思います。
元JYP練習生で、現在ガールズグループとして天下を取っているITZYの候補生だった坂本舞白。
そのバックグラウンドだけでもオーディション番組の材料としては完璧なのに、可愛らしいビジュアルと申し分ないスキル、最高の人柄を兼ね備えたあまりにも出来過ぎた人材です。
この子はITZYだったからデビューできなかったんだろうな、と思います。
ITZYは初期TWICEと対になり、かつBLACKPINKをベンチマークしたコンセプトです。
BLACKPINKの特筆すべき凄さはガールズグループの新しい基準を作ったところで、特に目立つ基準としては『まとまりがよい』のに『メンバー全員が主役』なところかと。
ユナはソミの代打として直前で決められたメンバーではありますが、ITZYのメンバーは全員が身長165cm前後なのに対し舞白は157cm。
そして何より舞白のスーパーサブ的な立ち位置は『全員主役』のITZYには迎合されないものだったのだと思います。
並んだ際のビジュアル的にも、役割的にもITZYには適さなかったんだなと。
もう一度TWICEのようなコンセプトのグループが作られていたら可能性は十分にあったと思います。
(ていうか見れば見るほどNiziUのコンセプトに合った人材だよなと…)
リーダーとしてよく働き、グループの中での役割をきちんとこなす。
関わったグループすべてにベネフィットをもたらすリーダーとしての才能については、Produce~シリーズ全4シーズンを見てもここまでの逸材は居なかったと思います。
そして何より、場の空気を良くすることに長けている点は何物にも代えがたい。
投票もしてないのに(枠がないので仕方ないんですが!)なんですが、本当にデビューしてほしいなと思います。
てかまじこの子はデビューできなくてもどんな仕事しても成功すると思います。
そういう、見れば見るほど評価を上げる子がどんどん支持者を増やしていくのはオーディション番組の醍醐味だなと。
そういう意味ではキム・ダヨンも主人公だとは思うんですが、彼女の場合エムネに分量を与えられず落ちてその後また進化した姿がエムネに発見されただけでもあるのでどっちかっていうとProduce48の時から見つけとけよ!みたいな気持ちでちゃう。
Kグループならチェ・ユジンの方が主人公ぽいけど、いかんせんコネクトミッション~コンビネーションミッションあたりが地味だったかも。
■川口ゆりなと順位について
これもいろいろずっと思わされる問題でしたが、関連動画のコメントなんかで結構ハッとする発言があったのでそれだけ共有します。
ひとつは『なぜ日本人は同胞のゆりなを叩くの?』という英語のコメント。
確かにな~、と。
川口ゆりなは特に何をしたわけでもなく、単純に視聴者による投票で高順位を取っただけです。
そんな人物を誇らず、同胞故に叩くのはまぁ日本人っぽいなと思いつつもやめてあげなよとも思います。
また、もう一つは『順位は全部わたし達の投票によるものでしょう?』というコメント。
川口ゆりなに限らず誰々が上位なのは不満、誰々が下位なのは不満、誰々が脱落するのは不満という声はかなりあります。
ただ、今回に限って言えばいろいろケチはつけられるものの、順位は100%視聴者の投票によるものです。
アイドル周りってこんなもんと思いつつも、みんなもう少し平和的に番組見れないのかな…って思っちゃう。
あと、ヒュニン・バヒエもいろいろありますが結局悪いのって見てもないのに投票ばかりするモア(TXTのファン)だなと。
バヒエは正直デビューできれば後ろ盾のおかげでと叩かれ、できなければ強力な後ろ盾があったのにと叩かれる状況で、10代の少女にはかなりキツいと思います。
本人もエムネもここまでの感じになるとは思ってなかったんだろうな。
以下、クリエーションミッションまとめです。
今回はそもそも人数が少なかったり各曲の人数が違ったりで移動メンバーは少なめでした。
Snakeからソ・ヨンウンとキム・スヨンが、Utopiaからは野仲紗奈が追放。
いずれもメンバーがバチボコに減ったU+Me=LOVEへ移動。
正直ヨンウンとスヨンはSnakeにかなり合うメンバーだったので残念だなと。
クール系のSnakeにはCグループが、可愛い系のShoot!にはJグループが集中したのは傾向分かれてて面白いなと思いました。
神秘系のUtopiaはKグループの割合高いし。
それぞれのグループのキャラが際立った組分けだったように思います。
Shoot!
もうメンバーが大好き。大優勝。
推しのチャン・シンウェイと池間琉杏がいるだけでも嬉しいのにその他応援しているグィン・マヤやチェ・ユジンなどもいて、しかも本当にまとまりが良かったです。
ソンミも言ってたけど、このグループでデビューして欲しいくらい。
苦労人のユジンがこういうグループをまとめる姿もオーディション番組らしくて良かった。
Utopia
ここもまとまりが良いしコンセプト消化力がすごい。
とはいえ平均点感もなくはない。
実力者が上に詰まっているのでなんとも言えないラインではありますが、ホ・ジウォンやキム・ドアが脱落した今カン・イェソのビジュアルは欲しいよなぁ。
いずれにせよ、イェソはイェソに当て書きされたかのようにピッタリな曲と出会えてよかったと思います。
キム・ボラも、今回上位圏のボーカルが少し弱い気がするので必要だな~って気持ちと、いっそCherry Bulletに3人で戻って一日も早く完全体カムバが見たいなって気持ちで揺らいでます。
川口ゆりなもこういう役割だと本当に存在感がある。
U+Me=LOVE
今回のベネフィット獲得曲。
Produce~シリーズでもS2のNever、48のRumor、XのMoveなど音源として人気な曲は1位を取ってないので今回もSnakeはダメなんじゃろな~と思ってました。
移動者が多いことも加味した評価かなと思いますが、チッケムまで見るとミスはわりかし編集でなんとかされてました。
メイとチョウ・シンユーの存在感がとにかくすごい。
移動組のソ・ヨンウン、キム・スヨン、野仲紗奈もコンセプト消化力をアピールできたと思います。
ビジュアルも実力もあるし全員揃った時のまとまり感がすごく良かったグループ。
뱀 (Snake)
今回一番楽しみにしてた曲。
イェソに対するUtopiaのような感じで、シェン・シャオティン、ツァイ・ビーン、江崎ひかる辺りは当たり曲感がものすごい。
ウェン・ヂャもこういうメイクが似合う似合う!美しいです。
シャオティンは本当に骨格も美しくて今回衣装まで当たりだな!
ダンスもシャオティンやツァイ・ビーンについては腰の使い方が卓越しているからかすごく似合ってます。
本番のフー・ヤーニンの失敗は少し残念ですが、ぜひ音源も聞いてみてください。
なんかブーブーいいながらもう最終回近くまで追ってきてしまった…。
Produce101復活説なんかも出てきたので今後の動向にも期待です!
K-POP20210921:Girls Planet 999 その3
EP7まで放送終了。
Produce~シリーズでいうところのポジション評価的な部分のコンビネーションミッションが終了し、次回以降は中間投票結果発表からのコンセプト評価に相当するクリエーションミッション。
54人中30人が脱落予定。
脱落者の内、(おそらく)各グループ1名ずつ救済措置あり。
今回は救済人数の明言がなかったように記憶していますが、第一回の時と同じかと思います。
ちなみに、このまま最終順位発表まで救済措置があり9人+3人で12人デビューなのでは?説が結構出てますね。
9人は固定で面子に不安要素がある場合それなりの理由をつけて1~3人足すのでは?とか。
第一回の中間投票結果発表については順位等はいろんなところでまとまってますし、個人的には意外な部分もそこまではなかったので割愛します。
大きく議論になったのは以下2点でしょうか。
・セルとは一体なんだったのか
・川口ゆりなが総合1位であることについて
セルについては2つの角度から物議が起きていて、1点はセルがあったから生存した子/セルの所為で脱落した子に対する意見と、もう1点はそもそもコンビネーションミッションからセルを廃止するなら最初から必要だったのか?的な意見ですね。
前者については特に個人順位が高めだったけどセル順位に足を引っ張られ落ちたみたいな子への物議が多かった印象。
中間発表時の個人順位がどこで確認できたのかがイマイチよくわかりませんでしたが。
それに派生してヒュニン・バヒエが在籍していたセルへの叩きとかも過激になったような。
正直、セル順位で落ちてしまうくらいなら遅かれ早かれ落ちると思うのでそういうものだと思うしかないと思います。
また、後者については同意見で、やるなら正直最終回手前くらいまではセルを維持して欲しかったなって思いました。
なんていうか、セルのシステムが無意味だったとは思わないのですが、セルに視聴者がもう少し愛着を持てるような番組構成になってれば良かったような。
Produce~シリーズで事務所との癒着が問題だったからか今回はほぼ練習生の所属事務所を番組上で公開していません。
それにより、なんかクラスタ分けみたいのがし難くなってるような。
セルがその機能を果たせばよかったのに、そこまでできてなかった感じが残念。
ポジション評価の仕組みとセルのシステムがちぐはぐなら、むしろポジション評価を止めればよかったのになって思います。
川口ゆりなについては、結構シンプルに今回の順位発表だったからだと思います。
Produce~シリーズからずっとそうですが、序盤に強い子というのは存在します。
(序盤に強ければ生き残り易いので後半ももちろん有利になりますが)
エムネのアイドルオーディション番組は序盤は視聴者ひとり当たりの票数が多く、本命以外に余った票を適当に入れがちです。
その余った票を得られる子、というのが序盤に強い子です。
PDに推され分量が多く、かつマイナスに描かれることが少ない優等生タイプが多い印象。
S2キム・ジョンヒョンとかはそういう現象だったって言われてますね。
コンビネーションミッションを見た今ももちろん川口ゆりなが大幅に順位を下げるとは考えにくいですが、Jグループで言えば坂本舞白とかがどんどん順位を上げそう。
また、票数カウントの仕組みにより最終選抜時に韓国人がかなり有利になることは予測されています。
Jグループはよくて3人、9人でデビューの場合2人もあり得ると思います。
坂本舞白や江崎ひかるなど実力者と並ぶ中、デビューが確実とはまだ言い難いのかなと。
その他救済者の面子や選び方など諸々ありましたがその辺はまぁいいや。
以下、コンビネーションミッションのまとめです。
今回はシステムがちょっと複雑で、3人組のグループが6つ(ボーカルx3/ラップx2/ダンスx1)、6人組のグループが3つ(ボーカル&ラップx1/ボーカルx1/ダンスx1)、9人組のグループが2つ(ダンスx2)となります。
全てのグループが3の倍数となりますが、K/C/Jの比率はセルと同じようになってます。
3人組、6人組、9人組それぞれ1位のグループには合計27万点のベネフィット有。
27万点を在籍人数で割るので、人数が少ない方がひとり当たりのベネフィット点数は多いものの得られる確率は下がる仕組みですね。
ちょっと不満なのは今回も1位の選出はマスターによるもので、正直ジャンルも違うのにどう比べたのかなってところです。
Produce~シリーズはボーカルはボーカルで、ダンスはダンスで競ってたのでその辺に関しては不満なかったけどな。
また、ラップ比率が高いこともちょっと気になってて、純粋なラップポジションは3人組の2グループ。
つまり確実に4名は非韓国語ネイティブでラップをやることになると。
例えばWe Areのグループでは永井愛実が韓国語のラップを書けず結局キム・ボラが書いてパフォーマンスをしていました。
自分で書いてないラップって、それ意味あるんかな?的なツッコミをかなり思ってしまったかも。
(これに関しては永井愛実が悪いとかキム・ボラがどうとかは言うつもりはないです!パフォーマンスは素晴らしかったですし。言いたいのはシステムの問題ってことで。)
Produce48みたいに全曲ボーカル&ラップで統合で良かったような。
시차 (We Are) - ウ・ウォンジェ (ラップ)
セル順位の低かったキム・ボラがボーカルポジションを選べず、ボラはヘユンちゃんにはなれなかった…って思ってたんですが。
人柄が良すぎて最終的にヘユンちゃんでした。
FNCってなんかいろいろ問題あるイメージですけど、メインボーカルは人柄も良くなるんでしょうか。
Ice Cream - BLACKPINK (ダンス)
チャン・シンウェイに池間琉杏と自分の1推し2推しが同じグループで嬉しかったです。
キム・ダヨンが放送後も話題になってましたがあんまり好きになれず。
全体的にまとまりが良かったグループな気がします。
No Excuses - Meghan Trainor (ダンス)
Jグループ上位の江崎ひかるがいたグループ。
このグループだけじゃないんだけど、今回なんかダンスの組の音源?がおかしくないですか?
違和感あるというか浮いてるというか。
그리워하다 (Missing You) - BTOB (ボーカル&ラップ)
これめっちゃいい曲!
全体1位の川口ゆりなとイマイチ順位が高くない方々って感じでしたが、なんか正直そこまで面白くないパフォーマンスだったような。
久保玲奈とかまさにそうなんですが、日本人の歌上手いと韓国人の歌上手いの質(レベルじゃなくて、発声方法とか)が違いすぎてそういう部分がマイナスに働いてたような。
그대라는 시 (All About You) - テヨン (ボーカル)
なんなのか知らんけど前回の順位発表以降からバッキバキに着目されてるチェ・イェヨンが更に実力を発揮してしまった。
今回システム的にグローバルで注目されるのも大事ですが、韓国国内の票がかなり大切なので順位上げるんじゃないでしょうか。
チェ・イェヨンは次回で落ちても救済措置で残りそう。
마.피.아 In the morning - ITZY (ボーカル)
脱落したリャン・チャオにより初回の元SM練習生勢によるバカエモBlack MambaがPD指示だったと暴露されたばかりですが。
ITZY候補生だった坂本舞白がこの曲やるのもエモ……!
パフォーマンスも良かったし、ホ・ジウォンのエロさが曲に合ってる!
(マフィアってかマフィアに出入りしてる高級娼婦って感じでしたが)
ボーカルポジションでダンスをやるというProduce48のDDU-DU DDU-DU班がバチボコに批判された試みを上手く消化してました。
坂本舞白はデビューだけじゃなくて、エムネ発グループ初(になるんだろうか)の日本人リーダーを目指してほしいと思ってます。
まじでその器はあるような。
VVS - SHOW ME THE MONEY 9
このグループは前述している今回のラップポジション導入が本当に良くない形で出ていたような。
このまま落ちてしまう子たちでしょうしあまり言うこともありませんが、番組のシステムがもう少し良ければ仕上がりというか結果も違ったような。
아이와 나의 바다 (My Sea) - IU (ボーカル)
Kグループだとチョン・ジユンが大好きなんですが、やらかしてしまった。
結構実力者だと思っていたのですが、メインボーカルの器ではなかったのか体調の問題なのか……。
むしろキム・チェヒョンの良さにビックリ。
この子デビューグループのメインボーカルもできるのでは。
メインボーカルではないキム・チェヒョンがバッキバキに追い上げたあたりProduce~シリーズ感の強いステージだったかも。
유리 집 (My House) - 2PM
ソ・ヨンウンやワン・ヤーラと地味に人気のある面子なような。
今回なんでこんな男性ソングが多いんかな。
なんかメンバーというか曲が微妙だった。かも。
Salute - Little Mix (ダンス)
これもProduce~シリーズ感の強いステージだった!
コンビネーションミッションで一番これこれ~!ってなったかも。
Cグループ/Kグループのメンバーが華やかだし、なんかこの曲だけ異常にカメラワーク良くない?
ツァイ・ビーンは曲にも恵まれてるしこういうコンセプトが合う!
またキム・ドアも年齢からか可愛い系コンセプト多いけどこっちが正解なんじゃないかなぁ。
FANATICSがいまいち売れない理由はそこにあると思います。
인연 (Fate) - イ・ソニ (ダンス)
めちゃ有名な映画のOSTらしいですね。
散々引っ張ったコンビネーションミッションのトリ。
これ系のオーディション番組ではあまりなかったガチ舞踊系の課題曲ですが、中国のゴリゴリの名門芸能大学とかに推薦で合格してるスールイチーとかバチバチに得意分野でしょうね。
ちなみにスールイチ―はこの番組出るために大学は諦めたらしいです。つよ。
あんま関係ないですけど今回セルとか国籍による人数制限の所為でアベンジャーズ的グループが完全にアベンジャーズ!って感じになりきってない感じしません?
1位はそれぞれ
3人組→마.피.아 In the morning - ITZY (ボーカル)
6人組→인연 (Fate) - イ・ソニ (ダンス)
9人組→Salute - Little Mix (ダンス)
で、まぁそうよねという感じ。
来週は順位発表とコンセプト評価かな?
地味にもう折り返し過ぎちゃったのが悲しいかも。
途中でもちょっと書いたんですが、脱落したリャン・チャオが少し裏側暴露をしてしまいました。
暴露すんぞ!という感じというよりかはいつものあのリャン姉妹のノリで『こんな感じだったん~マジ大変だったよ!ウケない?』みたいな論調で、どっちかっていうと単純に言って良い事と悪い事の区別ついてないだけって感じかも。
まぁエムネなのでPDの指示とかはそんなもんかなって感じもするんですが、フーヤーニンのヘリコプター事件とかに台本があったっていうのはちょっとやりすぎかなと。
シンプルにフーヤーニンのことサンドバッグにしようとしてる意図があるでしょあれは。
次回は結構ゴリゴリに脱落者出るので楽しみです!
チャン・シンウェイと池間琉杏が無事でありますように!
コスメ20210831:Qoo10メガ割ババア地獄変
久々のコスメ記事です。
日本に帰ってきてもう3年も経ってしまうんですけど、当初はデパコスプチプラ買い物最高~~~みたいな感じでドメスティックな製品をかなり買いあさってたんですが。
ここ最近は韓国コスメがいい!!
唐突に韓国コスメ使用比率が爆上がりして、韓国コスメ5割、デパコス3割、国内プチプラ1割、iherb1割くらいの比率になってます。
韓国コスメは何が良いって、第一にコスパが良い。
デパコス一製品買うお金でフルライン揃えられる。
その割に成分がむちゃむちゃ良いというか、韓国国内のユーザーがかなり成分についての意識が高いっぽくメーカーも成分にかなりこだわりを持ってるっぽい。
LOFTとか東急ハンズ取り扱いな感じのラインの国内コスメメーカーとか全部潰れるんじゃない?って思うくらい勢いが凄い。
毎回メガ割(Qoo10のセール)期間後にバカスカ航空便の荷物が届くのが快感すぎてやめられない!
韓国コスメは基本的にQoo10とスタイルコリアンで買います。
Qoo10は年4回(3月、6月、9月、11月)のメガ割セールが目玉で、メガ割の時期になるとほぼ全ての商品に使える20%オフクーポンが9枚発行されます。
2本セットなどで単価を高くして(割引額を高める&20%オフクーポンは9枚しか貰えないので極力まとめる)、メガ割の時期にまとめ買いするのがセオリーかと。
送料を取るお店は少ないので、正直メガ割以外の時期でも十分安いです。
楽天のように個人商店が沢山あるようなイメージのサイトで、メガ割の時期に価格を上げる業者もいます。
メガ割開始前に欲しいもの目星をつけて、値段を確認しておくことがおすすめです。
iherbと同じで新商品の発掘が楽しくて、この時期になると各SNSでメガ割おすすめ紹介を読み漁ってます。
コスメだけじゃなくて食品や服などかなり色々なものが売ってます。
国内の業者もかなり出店してて、電化製品とか家具、洋服などもメガ割期間中に買うと20%オフになります。
コスメ等も含め偽物が一定数流通しているようなので、不自然に安いものや悪い評価が多いショップは避けた方が吉。
スタイルコリアンは韓国コスメの通販サイトですが、毎日何かしらの商品をセールしていてそのセール割引率が凄い。
そもそも販売価格が安いので、目星のもの2種類くらいがセールになったらそれプラス通常価格(いうて安い)商品いくつかを組み合わせて送料無料ライン(5500円)を目指す買い方が一番いいかも。
送料無料ラインがある点はQoo10より劣りますが、セール品に関してはメガ割中のQoo10のものより安くなる場合があります。
まとめ買いができるなら断然スタイルコリアンかな。
偽物リスクについてはほぼないのでその点はQoo10より安心。
ブランドにより取り扱いがないものがあるのもちょっとネック。
スタイルコリアンのセールは毎日更新されてしまうので、こちらの記事ではQoo10のリンクで紹介します。
★★★★★星5のもの
使ってるのはガラクナイアシンエッセンス2.0とガラクトミーエッセンスミストです。
特にガラクナイアシンエッセンス2.0が良くて、目玉としてはガラクトミセスというSK-IIに配合されている所謂ピテラと同じ成分が入ってます。
(ピテラはあくまでP&Gの技術により培養されたものなので全く同一の成分ではないですが)
ガラクトミセス約94%に最近話題の美白成分ナイアシンアミドが4%という比率まで公開されてる安心感。
ガラクナイアシンエッセンス2.0を使うことで肌の平穏が保たれてる感すごいです。
the SAEM ジェムミラクルブラックパールO2バブルマスク
塗ると顔の上で発泡するマスクで、IKKOさんがオススメしてたらしい。
乾いた肌に使わないと発泡しないので、僕は風呂入って洗顔して出る前に顔と手だけ拭いて使ってます。
週2くらいで使ってるけどまじでちゅるんちゅるんになる。肌が。
結構有名な製品らしいんですが、IKKOさんの正しさまじすごいです。
LANEIGE シカスリーピングマスク
流行りのシカです。寝る前に厚めに顔に塗る。
翌朝とぅるんとぅるんになってます。大好き。
シカスリーピングマスクが良すぎて夏用にウォータースリーピングマスクも買ったんですが、シカが使い終わらないうちに夏がもはや終わりそう。
秋用にします。
LANEIGEはちょいちょいスタイルコリアンのセールでバカ安(ほんとにこうとしか表現できないくらい安い)になるので、急ぎでなければスタイルコリアンのセール待つのもいいかも。
CNP ミュゼナーアンプルミスト
これはもうかなり有名ですね、インビジブルピーリングブースターがずっと気になってるんですが今使ってる美容液もピーリング美容液みたいのなので試せず。
CNPでよく使ってるのはミュゼナーアンプルミスト。
まとめ買いすれば1本700円ほどになるのでバカ安。
価格の割にめちゃめちゃいいです。
最近はドンキとかにも売ってるみたい。
ドンキとかだと1本1500円くらいみたいですが、もはや1500円でも十分安い気がします。
スプレー缶は航空輸送できなくて船便になるので到着に時間かかるのがネック。
船便になる兼ね合いかスタイルコリアンにはアンプルミスト系はありません。
CNPはパックも超オススメ。
レッドプロポリスアンプルのものをまとめ買いしてます。
Dr. Jart+ シカペアクリーム
これも結構日本で手に入りますが、Qoo10かスタイルコリアンで買う方が断然安いです。
説明もはや要るかわかりませんが、さらっとしてるので日中用クリームとして使ってます。
これもガラクナイアシンエッセンス2.0と同じで使ってると安定感あってスタメンから外せないかも。
黄色いパッケージのセラマイディンクリームも買いましたが、結構もったりしてて僕はあんま好きじゃなかったです。★★★☆☆星3くらい。
乾燥肌の人はセラマイディンクリームいいかも。
anua ドクダミ77スージングトナー
化粧水はドクターシーラボがスタメンすぎてあんま買わないんですが、朝用とかのさっぱりしたものが欲しくてこれか前述のガラクトミーエッセンスミストにCNPを組み合わせて使ってます。
EXOスホが使ってるらしい。
Centellian24 マデカクリームライン
アクティブスキンフォーミュラを使ってます。種類いろいろありますが、最新のもの(バージョン5?)が良いと思います。
製薬会社が作った鎮静クリームですが、コスパがとにかく良いです。
シカ成分に加えシワ美白までカバーする凄さ。
ちょっともったりした使用感なのでどちらかというと夜用におすすめ。
クリームを安めに済ませたい人はこれ一択かと思います。
★★★★☆星4つのもの
ドクターエルシア パワーブライトニンググルタチオンクリーム
本田翼が紹介してバズったコスメです。美白クリーム。
価格的にデパコス級なので買うの少し迷いましたが、この成分でこの値段はデパコスではないと思います。
★減らしてるのは人を選ぶからで、地黒めな僕は白くなりすぎて顔色変になります。
アダムスファミリーみたいな顔色になる。
もともと白い人は白さ際立っていいのかなと思ったり。
顔色の所為で僕は日中用として使えないのでちょっと評価マイナス。
とはいえこのクリームのおかげで白くなれたら日中も塗れるんじゃないと思いながら夜用として使ってます。
abib クイックサンスティックプロテクションバー
パッケージがオシャレなabibです。
スティック日焼け止めを試してみたくていろいろ見て購入。
結果的にスティック日焼け止め自体はすごく良かったです。
家で使うよりも出先の塗りなおし用にオススメかな。
★を減らしたのは冷静に考えるとabibのはコスパ微妙だからです。
結構減りが早い。
スティック日焼け止め自体はいろいろあるしQoo10、スタイルコリアン共に安く買えるので次は他のものを試そうと思ってます。
ただ持ち歩きする時のパッケージのおしゃれさはabib最高。
Dr.G レッドブレミッシュクリーム
これも最近は日本で結構買えます。西友に売っててびびった。
鎮静クリームブームで買ってみましたが、Dr. Jart+のものよりテクスチャーが柔らかい。
Dr. Jart+より保湿感があるような気がします。
個人的にはさっぱりしたクリームのが好きなのでリピはないかも。
保湿もできるシカ系が欲しい方にオススメ。
NCTのソンチャンがイメージキャラクターらしくソンチャンのカードがついてきます。
なんか写真カードって捨てにくいしメルカリでも大した値段で売れないしこれどうすればいいの。
JUL7ME パフュームヘアエッセンス
コロナでたまに会社行っても誰もいないので髪にワックスつけるのやめてオイルとか使ってたんですが、その流れで買ってみる。
有名な香水と同じ匂いってことで有名で、そもそも公式にも微妙に伏字しつつ一番似てる香水が書いてあります。
僕が買ったのはウッディムスクとブラックベリー。
思ってたより匂い自体は控えめですが、再現度はどうなんだろう。
欧米のめちゃめちゃ良い匂いする化粧品みたいな匂い。(わかる?)
★減らしてるのは、ベリーショートな髪型のヘアセットをする意味で考えると微妙で、ロングヘアの女性なら使用感いいのかな?って感じです。
値段相応なのかもですが、使用感よりも匂いに極振りしてる印象。
ヘアオイルは韓国だとミジャンセンが有名で、今使ってるやつ(今はhoyuのオイル使ってます)終わったら試してみようと思います。
Dr. Pepti ペプチドボリュームエッセンス
以前紹介してますがハリが大変なことになります。
すごいオススメなんですが、美容液とクリームが前述のもので固定されてきてイマイチ立場を失ってる感があります。
あと、単純にまぁまぁ単価高いのがマイナスかも。
効果はとにかくいいのでデパコスと並べてオススメしたい製品です。
★★★☆☆星3つのもの
ONE THING ツボクサエキス
パッケージとかにお金をかけず良い成分のものを安く、みたいなコンセプトです。
評価低いのは製品自体が悪いわけじゃなくて、この年になると1つの化粧水に複数の要素が欲しいんですよ。ONE THINGじゃなくて。
なので結局これ使った後に他の化粧水使ったりしてて。
最終的に使いにくい印象になり毛剃り後のボディローションになりました。
ただ、ガラクトミセス培養液やナイアシンアミド、青みかんエキスなど結構気になるものもあるのでそのうちほかの種類また買っちゃいそう。
23yearsold アクアバブモデリングマスク
これも以前のブログ(スキンケアクソババア2020)で紹介しました。
製品は本当に良くて大好きなんですが、使用感の悪さというか、一回分の量が多いとか作るのがめんどくさいとか床に垂れるとかその辺のハードルが高い。
効果に関しては最高なんですがやっぱスキンケアに手軽さって大事なんだなって実感。
合う合わないもあると思うので一度試してみてください。
VTコスメティックス シカサンスプレー
もともとスプレーの日焼け止めが好きで日本だとアスリズムのスプレーを使ってるんですが、すぐなくなる割にまぁまぁお値段がする。
たまたま見かけて安かったのでこちら購入しましたが、使用感がアスリズムに比べてすごく軽くて、ちゃんと日焼け止めしてる?って不安になる。
プラス、ウォータープルーフじゃないぽいので汗かく日は使えなくて結局アスリズム愛用してます。
軽めの日焼け止めを探してる方にはおすすめかも。
以上!
明日から何買うか死ぬほど吟味してます!
クーポン9枚じゃ足りない!!